(2016年8月18日 10:30〜12:00)
厳しい環境評価が要求される車載用ディスプレイに使用できるOCAを開発しました。低温、高温、高湿、UV環境下において、耐えることのできるOCAの設計の考え方について、ご報告したいと思います。 また、当社独自の加工技術により1000μm以上のOCAの超厚膜化が可能となりました。厚み2000μmのOCAは当社のオンリーワン技術となります。この超厚膜化により、得られる性能についてご紹介したいと思います。
(2016年8月18日 12:40〜14:10)
カーボンナノチューブ透明導電膜は耐屈曲性が高く、フレキシブルデバイス用の透明導電膜として期待されています。しかしながら代表的な透明導電材料であるスズドープ酸化インジウム (ITO) と比べて導電性が低く、その改善が広く実用される上で最も重要な課題となっています。 本講演ではカーボンナノチューブ透明導電膜の作製技術や低抵抗化技術について、その基本から最近の研究開発動向まで紹介します。さらに透明導電膜のタッチパネル等への応用ではヘイズと呼ばれる光学特性が重要となります。本講演ではカーボンナノチューブ透明導電膜におけるヘイズについても紹介いたします。
(2016年8月18日 14:20〜15:50)
フレキシブル透明導電膜フィルムの製造技術および材料の概要を説明する。 湿式コーティング法により無機酸化物コロイドを用いた透明導電膜の最近の動向、金属コロイドを用いた高透過・高導電性・高屈曲性フィルムの新技術を説明する。 ナノ粒子を用いた超撥水膜フィルムの課題を克服し実用化になれば、繊維の撥水膜、空気透過膜等の幅広いアプリケーションへの展開が期待できる。蛾の目構造 (モスアイ構造) を理解し、ナノ材料集積で反射防止フィルムの機能を向上させることが出来た。 バイオミメティクスという工学は現代社会がかかえる課題に対して有効な解決策を与えるものと考えられる。その理由は、生物自体が長い歴史の中で生き延びてきているという実証されたシステムであるからである。進化という厳しい淘汰の歴史の中で環境負荷がなく、高効率の信頼性の高いシステムを作り上げてきているためである。
(2016年8月18日 16:00〜17:30)
現在ディスプレイは様々な製品に搭載されており、サイズと形状の多様化が進んでいます。それらを製品化する上において歩留まり高いプロセスと光学材料の選定は非常に重要視されております。当社では「大気圧環境下」「ローラー貼り」をベースにフィルム貼り、ガラス貼り、曲面貼りへ進化させています。装置メーカーの視点でそれぞれのプロセスと最適な光学材料を動画を交えながら詳細に解説いたします。