センサ類のノイズ・汚れ対策

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プログラム

第1部 センサに適用可能なノイズ対策について

(2016年8月9日 10:15〜12:00)

 センサをコンポーネントとして製品化する場合のノイズ対策について述べる。特に、ユニットをメーカに納入する立場、およびノイズ抑制シートをユニットメーカに納入する素材メーカの立場に立ったノイズ抑制について述べる。

  1. 電磁波の基礎知識
    1. 電磁波ノイズの定義
    2. 渦電流の発生原理
    3. 電磁波シールド原理
    4. 電磁波吸収の原理
  2. 電磁波ノイズ発生・伝達と防止
    1. ノイズ発生源
    2. ノイズ伝達経路
    3. ノイズ防止方法
  3. 電磁波ノイズ多作のコ
    1. 磁性材料を用いたノイズ対策
    2. 導電材料を用いたノイズ対策
    3. 誘電材料を用いたノイズ対策
  4. 電磁波吸収の評価法
    1. 電磁波吸収の評価法の種類とコツ
    2. 電磁波吸収材料の選定基準とコツ
  5. 電磁波ノイズ抑制材料の商品化紹介
    1. 磁性粉の商品化
    2. 新カーボン材料の商品化

第2部 センサの接着や封と止・保護にも用いられるエポキシ樹脂について

(2016年8月9日 12:45〜14:30)

 カーエレクトロニクス、モバイル機器、デジタルヘルスなどセンサ類の利用拡大が見込まれる昨今、その封止、パッケージングに用いられる樹脂の劣化や電気的不良が 製品設計上の課題となっている。特に多用されているエポキシ樹脂の封止・接着製品 の動向と今後の展を解説する。

  1. センサ周辺の接着剤、封止材としての樹脂
    1. エポキシ樹脂の構造、基本特性
    2. 樹脂の熱的特性、耐熱性
    3. 樹脂の電気的特性、絶縁性
    4. 信頼性、他
  2. 特殊真空印刷技術 (VPES) のセンサ類における応用
    1. 真空印刷法の概要
    2. ディスペンサー法との生産性の比較
    3. 車載、モバイル、家電などのセンサ類への応用
  3. 各用途での封止樹脂の性能と信頼性

第3部 ~血液、皮脂など~バイオ系センサ 特有の汚れ・不純物およびノイズ対策

(2016年8月9日 14:45〜16:45)

 疾病の早期発見や予防医学など、様々なバイタルデータの計測やセンシング技術の発達は著しく、工業用センサは数多く活用されている。侵襲ー非侵襲を問わず受信部位に生体試料が接する際、血液や体液中の不純物や、皮脂などの老廃物がノイズとなっていることはあまり知られておらず、目的とするデータを効率良く得るために、センサの受信部分への表面処理技術が欠かせない。
本講ではこれらのノイズへの対処について、いくつかの事例を紹介する。

  1. バイオ系センサの表面処理剤
    1. 親水性材料
    2. 相分離系材料
    3. 双生イオン型材料
    4. 生体高分子固定化材料
  2. 生体試料におけるノイズ要因
    1. タンパク質吸着挙動
    2. 細胞接着挙動
    3. タンパク質と細胞接着を決定づける因子
  3. センサ表面設計
    1. 表面処理材料の物性
    2. 表面の水和構造制御
  4. 事例紹介
    1. 医療機器の表面処理材の共通点
    2. 表面処理材料の分子設計
    3. 表面処理剤の精密合成

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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