第1部 材料の触感設計のための手法と課題 ~いかにして触感を測るか?~
(2016年7月22日 10:00〜12:00)
- 触感の計測と材料設計のための手法
- 触覚の特異性
- 触の類型化
- 触感を測る
- 官能評価
- 物性評価
- 皮膚特性評価
- 官能評価結果からの因子の抽出
- 各因子と物理量の関係づけ
- 物理量による官能値の推定
- おわりに
第2部 多変量解析を用いた官能評価分析とその事例
(2016年7月22日 12:45〜14:45)
実務ベースにおいて、「確率」という言葉はよく用いられるが、「統計確率」となると尻込みするビジネスマンは少なくない。本講座では、日ごろなじみの深いエクセルやオンライン上のフリーソフトを用いて、気軽に定性的な官能評価の評価結果を、定量的に分析する多変量解析の手法を紹介する。
- 多変量解析と商品開発
- 多変量解析と官能評価
- 製品化に生かす多変量解析へ
- 製品化へのフローチャート
- 分析手順例
- 分析事例の紹介
- マイクロソフトエクセル関数を用いた分析~基本統計・散布図・相関係数など~
- フリーソフトを用いた多変量解析~検定のある相関係数など~
- 分析結果の生かし方
- まとめ
第3部 ヒトの触知覚と製品の触知覚「快適性」について
(2016年7月22日 15:00〜17:00)
最近、快適性 (心地) が、様々な製品の魅力に大きな影響を与えています。特に、各製品のコンセプトにマッチした快適性 (心地) を数値化することは重要です。触知覚に基づいて評価されている製品の感性品質をどのような官能検査手法を用いて実験、評価・解析したらよいかについて、研究事例に基づいて解説します。
- 人間快適工学とは
~快適性 (心地) を数値化するには、どうしたらよいか?~
- ヒトの触知覚機能について
- 「快適性 (心地) 」の官能検査方法
- 3種類の官能検査方法の長所・短所 (一対比較法、SD法、順位法)
- 官能検査を行う前の準備 (被験者、試技、形容語、実験環境の選定)
- 被験者の判定能力の検定について
- 一対比較法による官能検査について
- SD法による官能検査について
- 触知覚による「快適性」の研究事例について
- ステアリングホイールの「握り心地」を数値化するには