本セミナーでは、電鋳の特徴、応用製品、プロセス、電鋳浴および皮膜物性について、経験豊富な講師が基礎から詳しく解説いたします。
電鋳技術は「めっきを利用して製品をつくる」製造技術である。電鋳の目的が電気めっきと異なるためその工程も基本的に異なる。この電鋳技術は古くから利用されているが、電気めっき技術の進歩や母型 (マスターなどと呼ばれる) 材料および母型製作技術などの開発によってめざましく発展し、通常の機械加工では製造が困難な場合や高い精度で対象を細部まで複製することが必要な場合に広く利用されるようになった。 応用製品としては、金属工芸品から、精密部品、電子部品、航空宇宙機器部品への利用、さらには、先進の微細加工技術と電鋳技術の組み合せによるMEMSなどの開発が進められている。 ここでは、電鋳の特徴、応用製品、電鋳工程、電鋳浴および皮膜物性について検討した結果の一部を含め紹介する。