医薬品業界の知財に特徴的な事項を、医薬品のライフサイクルマネージメントと関連させ説明する。具体的には、医薬品開発に密接に関連した特許制度について説明し、先発医薬品メーカーと後発医薬品メーカーのそれぞれの立場からの知財戦略を解説する。また、医薬品業界では職務発明制度が重要であり、2015年には制度の見直しもされていることからこの制度の概要と最近の動向についても解説する。
- 医薬品事業と特許
- 医薬品開発と特許事業
- データ保護制度
- 医薬品のLCMとは
- 知財から見たLCM
- 異種発明による特許ブロック
- 特許ブロックによる出願戦略
- 特許期間延長制度 (特許法67条)
- 延長期間の計算方法
- 延長された特許権の効力 (特許法68条の2)
- 延長できる特許の種類、数
- 延長に関する最近の判例
- 特許期間満了前に行う臨床試験
- 試験・研究の例外 (特許法69条1項)
- 職務発明制度 (特許法35条)
- その他、医薬品特許に特徴的な考え方
- 質疑応答