車車間通信の車間距離測定と測位精度の向上技術

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本セミナーでは、車車間通信について基礎から解説し、車間距離測定と測位精度の向上技術、衝突回避・事故防止システムへの応用技術について詳解いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 自動車の先進安全運転支援システムの技術の現状

(2016年7月25日 10:00〜12:00)

  1. 自動車交通事故の現状
  2. 先進安全運転支援システムの目標と機能
  3. 交通事故類型に応じた先進安全運転支援システムの分類
  4. 自律検知型運転支援システムの技術の現状
  5. 自律検知型運転支援システムの課題
  6. 自律検知型運転支援システム の課題解決のキー技術・社会制度
  7. 道路情報利用型 (路車間通信) 運転支援システムの開発状況と課題
  8. 情報交換型 (車車間通信) 運転支援システムの開発状況と課題
  9. 協調型運転支援システムの課題解決施策

第2部 スペクトル拡散方式を用いた車車間通信/車間距離測定技術

(2016年7月25日 12:45〜14:45)

 車車間通信と車間距離測定を同時に行えるシステムとして、ブーメラン方式と呼ばれるスペクトル拡散方式を用いた車車間通信・測距統合システムが提案されている。ブーメラン方式はスペクトル拡散方式 (Spread Spectrum:SS方式) が通信にも測距にも利用できることに着目し、自車 (A車) において自車の有するPN符号を用いて、対象車 (B車) の情報を得るとともに車間距離ABを測定できる方式である。本講演ではブーメラン方式の概要と研究事例を紹介する。

  1. 基本型ブーメラン方式
    1. 基本型ブーメラン方式の概要
    2. 基本型ブーメラン方式の想定アプリケーション
  2. 改良型ブーメラン方式
    1. 改良型ブーメラン方式の概要
    2. 改良型ブーメラン方式の改良の方向性
      1. 機能拡充
      2. 問題点解決
      3. その他の改良方向
    3. 双方向通信が可能な改良型ブーメラン方式 (双方向ブーメラン方式)
    4. 可視光ブーメラン方式

第3部 車車間通信による車両間協調相対衛星測位技術

(2016年7月25日 15:00〜17:00)

 車両の位置情報を互いに交換する車車間通信システムに関する研究が盛んに行われている。交通事故を削減するために、車両が互いに接近した場合には、相対位置の高い検出精度が要求されるが、都市部では、建物の遮蔽・反射の影響で測位精度が大幅に劣化しうる。  本セミナーでは、交通事故の回避には相対位置が重要であることに着目し、衛星から直接波を受信できない場合、車両が共通の衛星から受信した、距離に同じぐらいの計測誤差が生じる反射波も積極的に利用して相対位置を正確に算出する協調相対測位技術及び評価を講義する。

  1. はじめに
    1. 相対測位に着目する理由
    2. 衛星測位精度の現状
  2. 衛星測位誤差の原因と既存対策
  3. Multipath誤差及びその相関性
    1. 理論分析
    2. Multipath誤差の特性・相関性の評価
  4. 協調相対測位
    1. 測位演算方式
    2. 車車間通信方式
  5. 評価
    1. 相対測位精度に関する評価
    2. 総合評価
  6. まとめ

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

複数名同時受講割引について