上位文書の基準書、手順書だけで製造作業、試験検査作業は実施できない。下位文書の製造指図記録書、SOPが「適切な内容」で整備され、はじめて品質の再現性を確保でき、判断の誤りを防止できるとともに、出荷可否判定や製品品質照査も適切に実施できる。
この「適切な指図」と、「適切な記録」を作成するためのポイントを具体例を交えて紹介する。
- 文書化の目的
- 公式文書化するための承認体系例
- PIC/S GMPの要請するGMP文書
- 指図書/規格書
- 手順書 (SOP)
- 製造指図記録書原本の作成
- 製造指図書の要件
- 逸脱検知に有効な記録が残る指図書
- 曖昧な指図は指図ではない
- 指図書シンプル化での問題
- 指図書作成の基本
- 指図記録書の一般的な様式
- SOPの作成
- SOPの留意点
- PIC/S GMPの要請
- SOPへの記載項目
- 必要となる手順書・SOP例
- GDP (適正流通規範) 手順書の作成も要請されている
- SOPの作成手順
- ダメなSOPの例
- 記録の作成
- PIC/S GMPの記録書/報告書
- 記録書で注意すること
- 記録は出荷判定の情報源
- 記録は製品品質照査の情報源
- ログブック (日誌) が要請される
- 状態表示も記録の一つ
- 記録の管理
- 記録書の照査・承認者の業務
- 記録書に関する指摘事例
- 電子記録への要請事項