ポリプロピレンのフィラー・繊維との複合化、異種材との接着

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プログラム

第1部 ポリプロピレン系複合材料における相溶化剤の機能と役割

(2016年6月23日 10:00〜11:30)

オレフィン系樹脂へのグラフト反応メカニズムおよび構造について分析結果をもとに紹介する。また、無水マレイン酸変性ポリプロピレンのグラフト率/分子量バランスに着目し、その特性について述べる。

  1. 接着のメカニズム
  2. 相溶化剤の役割
  3. 相溶化剤の種類
    1. 極性モノマー共重合体
    2. グラフト変性ポリマー
  4. グラフト反応のメカニズム
    1. 無水マレイン酸変性ポリエチレン
    2. 無水マレイン酸変性ポリプロピレン
    3. グラフト構造
    4. グラフト量/分子量バランス
  5. 相溶化剤の効果
    1. ガラス繊維強化ポリプロピレン (GFRPP)
    2. ウッドプラスチック
    3. フィラー分散 (水酸化マグネシウム、ナノクレー)

第2部 ナノセルロースファイバー、リグノフェノールによるPP複合化と特徴

(2016年6月23日 12:10〜13:40)

植物由来ナノセルロースファイバー、リグノフェノールを利用したPP高機能化について、分散化技術を説明し、その特徴について述べる。

  1. ナノセルロースファイバーによるPP複合化
    1. セルロースナノファイバーとは
    2. セルロースナノファイバー複合化方法
    3. セルロースナノファイバー複合化PPの構造形態
    4. セルロースナノファイバー複合化PPの成形性
    5. セルロースナノファイバー複合化PPの特性
  2. リグノフェノールによるPP複合化
    1. リグノフェノールとは
    2. リグノフェノールによるPP難燃化
    3. リグノフェノールPP難燃材料の特徴
    4. ナノセルロース・リグノフェノール複合体 (LNCC)
    5. LNCC複合化PPの特徴

第3部 リアクターグラニュール技術によるポリプロピレンナノコンポジットの調製とその特性

(2016年6月23日 13:50〜15:20)

ポリプロピレンの重合粉末 (リアクターグラニュール) を利用したポリプロピレンナノコンポジットの新規調製法について、構造・物性設計の実例を交えながら、概説する。

  1. ポリオレフィン系ナノコンポジット
    1. ポリマーナノコンポジットの設計指針
    2. ポリオレフィン系ナノコンポジットの技術的課題
    3. 従来の調製法
    4. 重合粉末を利用した新規調製法
  2. 実例1:ポリプロピレン/TiO2ナノコンポジット
    1. 調製条件の検討:溶融混練中のナノ粒子合成
    2. 調製条件の検討:ナノ粒子の分散度
    3. ナノコンポジットの光学特性
  3. 実例2:ポリプロピレン/Al2O3ナノコンポジット
    1. 湿式含浸法の検討
    2. 分散と溶融粘弾性
    3. ナノコンポジットの熱伝導率
  4. 実例3:ポリプロピレン/Mg (OH) 2ナノコンポジット
    1. 高充填率への挑戦
    2. ナノ粒子合成と分散
    3. ポリプロピレン/Mg (OH) 2の諸特性
  5. 結言:新規技術のコンセプトと展望

第4部 ポリプロピレン/異種材料の接着技術

(2016年6月23日 15:30〜17:00)

ポリプロピレンの接着方法について従来技術に加えて新たに開発しポリプロピレンと異種材料を接着可能な1液弾性接着剤を中心に紹介する。

  1. 接着剤の予備知識
    1. 接着剤の基礎知識
    2. ポリプロピレンは何故難接着部材なのか
  2. ポリプロピレンの接着技術
    1. 表面処理・プライマー・その他
  3. 異種材料の接着
    1. 異種材料を接着するための考え方
  4. 異種材料接着の一例
    1. 異種材料接着に適した弾性接着剤の特徴
  5. ポリプロピレンと異種材料接着の一例 ポリプロピレン用弾性接着剤
    1. ポリプロピレン用弾性接着剤の特徴
    2. ポリプロピレン用弾性接着剤の今後

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