(2016年6月20日 10:30〜12:00)
2014年11月に施行された再生医療新法及び改正薬事法により、今後ますます再生医療が活性化することが予想される。活性化に向けて最も重要なことの一つに細胞培養の高い品質での大量生産細胞の培養がある。高品質の細胞を大量に生産する取り組みとして細胞培養工程の自動化が考えられる。 本講義では、自動培養技術とその自動化での重要な要素である細胞画像の画像解析を用いた品質評価技術に関する最新技術の紹介を行います。
(2016年6月20日 12:10〜13:40) 再生医療の早期実用化のためには,iPS細胞の特性に応じた培養支援デバイス・機器システムの開発が必要不可欠である。ここでは生化学的因子に加えメカニカルな刺激環境を実現することにより,iPS細胞の増殖培養,分化誘導培養,組織培養を促進・支援するバイオメカニカルデバイスシステムの開発とその可能性について紹介する。
(2016年6月20日 14:00〜17:00)
iPS細胞の発見以来、iPS細胞の創薬、再生医療への応用を目指した研究開発が盛んにおこなわれている。しかし、その多くは実験室でのスモールスケールの実験に限られる場合が多く、再生医療、創薬で求められる1010個のオーダーには遠く及ばないことが多い。我々は、3次元培養技術を用いて大量にiPS細胞を未分化のまま大量に培養する技術を開発している。 本技術を中心に、細胞培養機器に求められるニーズ、3次元培養によるiPS細胞以外の細胞を用いたスクリーニング技術についても紹介する。