iPS細胞の培養効率向上のための自動培養技術と品質評価

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プログラム

第1部. 細胞画像解析を用いた自動培養での品質評価技術

(2016年6月20日 10:30〜12:00)

 2014年11月に施行された再生医療新法及び改正薬事法により、今後ますます再生医療が活性化することが予想される。活性化に向けて最も重要なことの一つに細胞培養の高い品質での大量生産細胞の培養がある。高品質の細胞を大量に生産する取り組みとして細胞培養工程の自動化が考えられる。  本講義では、自動培養技術とその自動化での重要な要素である細胞画像の画像解析を用いた品質評価技術に関する最新技術の紹介を行います。

  1. 細胞の自動培養技術
    1. 自動培養装置の最新動向
    2. 自動培養装置の重要な要素
    3. 自動搬送
    4. 除染機能など
  2. 細胞画像解析技術
    1. 細胞画像解析技術の最新動向
    2. 細胞画像解析の重要な要素
    3. 細胞の品質評価技術
    4. 品質評価技術の応用事例
    5. 細胞画像解析技術を最新動向

第2部. iPS細胞の効率的な培養のための支援デバイスの開発

(2016年6月20日 12:10〜13:40)  再生医療の早期実用化のためには,iPS細胞の特性に応じた培養支援デバイス・機器システムの開発が必要不可欠である。ここでは生化学的因子に加えメカニカルな刺激環境を実現することにより,iPS細胞の増殖培養,分化誘導培養,組織培養を促進・支援するバイオメカニカルデバイスシステムの開発とその可能性について紹介する。

  1. 培養細胞への力学操作・刺激デバイスの開発
    1. 単一の細胞およびコロニー用3Dマイクロプローブ・アクチュエータ
    2. 細胞およびコロニー群用超小型3D振動ステージ
  2. iPS細胞自身の増殖培養促進
  3. iPS細胞の目的細胞への分化誘導培養促進
  4. iPS細胞から3次元細胞・組織への構築培養促進
  5. まとめと展望

第3部. 培養機器開発に求められるニーズとiPS細胞の基礎 第4部. iPS細胞の大量培養を目指した三次元自動培養技術

(2016年6月20日 14:00〜17:00)

 iPS細胞の発見以来、iPS細胞の創薬、再生医療への応用を目指した研究開発が盛んにおこなわれている。しかし、その多くは実験室でのスモールスケールの実験に限られる場合が多く、再生医療、創薬で求められる1010個のオーダーには遠く及ばないことが多い。我々は、3次元培養技術を用いて大量にiPS細胞を未分化のまま大量に培養する技術を開発している。  本技術を中心に、細胞培養機器に求められるニーズ、3次元培養によるiPS細胞以外の細胞を用いたスクリーニング技術についても紹介する。

  1. 培養機器開発に求められるニーズ
    1. 細胞培養の歴史
    2. 再生医療、医薬スクリーニングにおける細胞培養
    3. 自動培養装置に求められるニーズ
    4. 当社製品ラインアップ
  2. iPS細胞の基礎とその大量培養を目指した三次元自動培養技術
    1. 3次元培養とバイオリアクター iPS細胞概論
    2. iPS細胞の培養法
    3. iPS細胞の品質評価
    4. 大量培養を目指したRWVバイオリアクターによる自動培養
    5. 創薬スクリーニングのための3次元培養技術

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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