本セミナーでは、抗菌の基礎から解説し、抗インフルエンザウイルスなどに対応した、新しい材料の開発事例を詳解いたします。
(2016年6月10日 11:00〜12:30)
銀ナノ粒子が広範囲の細菌やウイルスに活性を示すメカニズムを紹介した上で、銀ナノ粒子を高分子材料と複合化する意 義を説明し、その均一固定化技術の理論背景及び方法論の解説から実例紹介までを行う。
(2016年6月10日 13:15〜14:25)
有機酸銀系抗菌剤は、既存の樹脂混練用抗菌剤とは全く異なるアプローチで樹脂に分散させることでナノレベルの粒子分 散が得られ、優れた透明性と抗菌効果を発現する。 本講演では有機酸銀の熱分解を利用した特異的なナノ粒子分散手法を 解説するとともに、製品化において最も注力した抗菌効果に直結する分散性の改良と安定性に関する知見を講説したい。 また、非水系溶剤及び水系溶剤への分散事例を紹介する。オレフィン等の熱可塑性樹脂への分散とは異なった銀ナノ粒子 分散液ならではの問題があり、銀ナノ粒子の溶液分散の視点で、分散性の改良プロセスを交えながら分散液の特性と抗菌 効果について説明したい。
(2016年6月10日 14:40〜15:50)
固定化抗菌剤Etakは、現在様々な用途で使用されています。安全性も高く、抗菌性も高いという観点からも非常に汎用性 が高いと考えています。