品質工学の基礎と実践

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会場 開催

本セミナーでは、開発設計段階で活用する手法で発生する矛盾を、妥協するのではなく、矛盾を解くための方法について解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

数百~数万通りの設計条件の組み合わせの中から短時間に最適な設計案を決定しなければならなりません。  そのためには、市場でばらつきの原因となる、温度・湿度、ならびに長期間使用したときに製品の特性がばらついて商品が使用できなくなったり、故障しシステムダウンとなる設計を行ってはいけません。  そのためには、開発段階で市場に投入されたときに、影響を受けるばらつき要因があっても影響を受けない設計をすることがポイントになります。大半の設計は、設計が完了してから環境と加速寿命試験を行い、製品の出来栄えを評価している企業は少なくありません。設計が完了してからのトラブル対策は、やり直しのロスコストが増加し会社の利益を減少させてしまいます。また、設計図面通り、工程を設計し量産に移行した後で、最終検査工程で歩留まりが悪くなるような公差を設定してはいけません。  歩留まりが良く、市場トラブルのない製品をどのように開発するのかについて学ぶための入門コースの受講をお勧めいたします。  セミナー終了後の個別相談の対応をいたします。

  1. 品質工学とパラメータ設計
    • 品質工学の概要について説明する。
  2. 品質工学の体系
    • 系統図を使って品質工学の体系とパラメータ設計について解説する
  3. 品質工学の分類
    • 商品開発のパラメータ設計、商品開発の許容差設計、オンラインの品質工学、その他
  4. 商品開発のためのパラメータ設計とは
    • パラメータ設計による設計方法と従来の設計方法の違いについて説明する。
  5. 安定したシステムを開発するための方法
    • 安定化設計を行うためのポイントを説明する。
  6. 安定なシステムを開発するためにどのような実験をしたら良いか
    • 実験を行うとき、技術者の皆様が陥りやすい誤った実験を行わないための方法を説明する。
  7. 技術・システムをどのように評価すれば良いか
    • 評価するときの誤った評価特性、ならびに特性値で評価しないための方法を説明する。
  8. 評価するための直交表の利用方法
    • 直交表に割り付けて評価する目的について説明する。
  9. 交互作用と安定化設計
  10. 直交表の使い方
    • 技術者の皆様が良く使う直交表の紹介と直交表に割り付ける方法を説明する。
  11. 評価方法”静特性”
    1. 静特性について
    2. 静特性の評価方法 (SN比と感度の計算方法)
      • 【演習】望目特性のSN比、感度Sの計算演習
    3. 静特性のパラメータ設計の手順
      • 【演習】望目特性のパラメータ設計
        セミナー終了後に使用することができるSN比計算Excelファイルと良く使用する直交表を (Excelファイル) を配布。
  12. 機能とは
    1. 機能を考える
    2. 理想機能を考える
      • なぜ?品質工学は機能を考え、機能の安定性を評価するのかについて説明する。
  13. 技術開発のための”動特性” … 動特性について

会場

ドーンセンター
540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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受講料

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