消臭剤、消臭技術の作用機構と性能評価、応用事例

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

日時

開催予定

プログラム

1. 体臭の発生と植物成分によるその抑制

(2016年5月25日 10:00〜12:00)

体臭の発生に関して要因別に解析し、それぞれの制御ポイントに対する植物成分の有用性に関して演者らの研究内容を中心に説明する。

  1. 発汗と体臭発生の基礎
    1. 皮膚の構造と発汗
    2. 汗の成分
    3. 体臭の発生とその制御ポイント
    4. 物理化学的な制汗と中和消臭
  2. 体臭中のビニルケトン類とクワ (桑白皮) 抽出物によるその制御
    1. 体臭中のビニルケトン類の発生と解析
    2. ビニルケトン類発生評価モデルのデザイン
    3. クワ (桑白皮) 抽出物のビニルケトン類抑制効果
  3. 皮膚常在菌によるイソ吉草酸発生とクララ抽出物によるその抑制
    1. イソ吉草酸発生評価モデルのデザイン
    2. クララ抽出物の抗菌作用とイソ吉草酸発生抑制
    3. クララ抽出物中の抗菌成分の解析
  4. 揮発性ステロイド類の臭気特性とキョウニン抽出物によるその制御
    1. 揮発性ステロイド類の臭気特性
    2. 微生物を介した揮発性ステロイド発生モデルのデザイン
    3. キョウニン抽出物の揮発性ステロイド抑制作用
    4. キョウニン抽出物中の有効成分の解析
  5. 殺菌後も継続する臭気発生と植物成分によるその抑制
    1. 殺菌後も継続発生する臭気の解析
    2. セルフリーの臭気発生モデルのデザイン
    3. セルフリー臭気発生系での植物成分の効果

2. 化学吸着型消臭剤消臭剤の性能評価と応用事例

(2016年5月25日 12:45〜14:45)

 物理吸着型消臭剤の代表である活性炭は、様々な臭気を吸着除去できる利点はありますが、黒色なうえ吸着した臭気を再放出するという欠点があります。これに対し化学吸着型消臭剤は、特定のガスしか吸着できませんが、白色~淡色で吸着した臭気を再放出しない特徴があります。  また、各ガスに対応した化学吸着消臭剤があるので、これらを複合すれば、様々な臭気にも対応が可能となることから、既に広範囲の用途に採用実績があります。化学吸着型消臭剤とその応用例について解説します。

  1. 消臭剤の種類
    1. 物理吸着・化学吸着・分解の違い
    2. 活性炭と化学吸着剤との特徴の比較
    3. 無機系化学消臭剤の種類と特長
  2. 消臭評価方法
    1. ガス検知管による機器評価方法
    2. 嗅覚による官能評価方法
  3. 応用例
    1. 塗布加工
    2. 練り込み加工
    3. 加工品の消臭効果
    4. 自動車用VOC対策 (アルデヒド)
    5. 消臭マスク
    6. 消臭不織布
    7. 消臭紙
    8. 樹脂臭
  4. その他
    1. 業界基準など
    2. 消臭剤の安全性
    3. 法規制など

3. 近年の環境浄化型光触媒の開発とその脱臭特性

(2016年5月25日 15:00〜17:00)

 光触媒はその強い酸化力を利用した環境対応技術として、セルフクリーニング部材、抗菌・抗ウイルス部材、脱臭・空気浄化部材等の様々なアイテムに応用されている。  本講座において、光触媒の原理とこれまでの研究開発の歴史を述べた上、近年開発された室内照明で機能する光触媒について紹介する。  また、これらの光触媒材料の脱臭や汚れ分解機能について紹介した上、空港や病院での実証試験での結果についても報告する。

  1. 光触媒研究開発の歴史
  2. 光触媒の原理
  3. 室内照明で機能する可視光応答型光触媒の開発
  4. 開発された光触媒の脱臭、消臭機能
  5. その他光触媒の機能の紹介
    • 抗菌・抗ウイルス
    • セルフクリーニング機能
  6. 病院、空港での実証試験

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

複数名同時受講割引について