第1部. 人工骨 (骨充填材) 開発における組成・構造の影響とその評価
(2016年5月23日 10:00〜11:30)
- はじめに
- バイオセラミックスの概論 ~ガラス・セラミックス・複合材料~
- 開発の歴史・応用
- 要件・定義・課題点
- リン酸カルシウム
- 化合物とその組成
- 水酸アパタイトの合成法
- 結晶構造と分析方法
- 表面特性と生体適合性
- タンパク質の吸着現象
- 生体適合性の指標
- バイオミネラリゼーション
- 骨の構造・リモデリング
- コラーゲンとは?
- 複合材料の開発
- 実用化されている人工骨
- 骨移植
- 開発に関わるコンセプト
- 材料特性と構造に対する生体反応
- まとめ
第2部. 残存期間を考慮したセラミックスを用いた人工骨の開発
(2016年5月23日 11:40〜13:10)
- 人工骨について
- セラミック人工骨の利点
- 安全性評価と残存期間
- 開発のポイントと留意点
- 今後の展望 など
- 質疑応答
第3部. 歯科領域での人工骨に期待される役割と残存期間制御に関する臨床的ニーズ
(2016年5月23日 13:50〜15:20)
歯科口腔外科領域で人工骨を必要とする治療や骨欠損の特性を口腔内という環境の特殊性とともに理解することで、人工骨に求められる要件や機能を体系的に解説する .
- 骨補填材とこれを必要とする歯科口腔外科領域の治療
- 骨補填材とは
- 骨補填材の要件と人工骨
- 大型骨欠損
- インプラント前処置
- 歯周再生
- 口蓋裂など
- 歯科領域で使用される人工骨の種類と特性
- 人工骨の分類
- 化学合成したもの
- 生物由来のもの
- 複合化したもの
- 残存期間に関する臨床的な考え方
- 治療対象別の求められる残存期間
- 残存期間が長いほうがいい場合
- スムーズな自家骨との置換
- 口腔という特殊環境が及ぼす残存期間への影響
- 口腔内の細菌数
- 口腔清掃の限界
- 感染からの防御
- さまざまな刺激への暴露
- 歯科領域の骨再生治療の特殊性
- 人工骨開発の方向性と最近のトレンド
- 口腔の特殊性を踏まえた基本要件
- 複合化 (combination product)
- 歯科臨床家が好む骨補填材
- 薬機法と許認可システムの動向
- 製品別残存期間の具体例
- 臨床的ニーズに対応した人工骨の残存期間の設定 (まとめ)
第4部. 3Dプリンタ活用による人工骨の製作とその評価
(2016年5月23日 15:30〜17:00)
- 3Dプリンタについて
- 3Dプリンタの活用のポイント
- 3Dプリンタ活用による人工骨の製作のポイント
- その評価について
- 今後の展望と課題 など
- 質疑応答