本ワークショップでは、発電プロジェクトに係る契約につき実務上留意すべき諸問題、ドキュメンテーション上の工夫、交渉上のポイントなど、基礎的な点から解説いたします。
2016年4月から実施される電力小売の全面自由化など電力システム改革等も踏まえ、安定的な電源確保のために多くの火力発電所の新設・更新が計画されています。また、再生可能エネルギー発電案件については、引き続き多くの開発案件が存する一方、既存案件の買収や既存融資のセカンダリー取引も増加傾向にあります。 発電所開発案件は多額・長期の資金が必要である一方、安定的に収益を得ることができるビジネスであることから、その資金調達にはプロジェクトファイナンス (PF) の活用を検討されることが多く、PFへの深い理解が不可欠となります。しかし、多数の契約やリスクの精査等、検討すべき点が多数あります。 そこで、本ワークショップでは、火力発電所開発案件を含むPF案件への豊富な関与実績を有し、政府系金融機関への出向を通じ海外のPF案件にも精通する講師が、発電プロジェクトに係る契約につき実務上留意すべき諸問題、ドキュメンテーション上の工夫、交渉上のポイントなど、基礎的な点から解説します。 また、実務上問題となりやすい点についての事例演習をインタラクティブに行います。