二軸押出機における混練・分散実用技術

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本セミナーは、二軸押出機による混練・分散技術の基礎から解説し、今後の動向について詳解いたします。

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プログラム

プラスチック製品は多種多様な分野で使用されており、各種ニーズに対応した樹脂特性、複合化技術、混練・分散技術等が求められている。他方、省エネ、省人・省工程、コンパクト化、リサイクル性等も合わせて要求されているので、これらの市場ニーズを考慮した二軸押出機による混練分散実用技術を説明する。  同方向と異方向二軸の構造特性と基本押出特性について比較検討し、その特性を活かした混練・分散技術について説明する。混練分散技術については、具体的なスクリュ形状モデルについて、その形状特性に基づく混練・分散作用と狙いについて述べる。  装置のコンパクト化、押出安定性向上、混練・分散性向上等の対策には、供給フイーダ、ろ過装置 (メッシュ) 、ギアポンプ、制御技術等の周辺機器・技術の適正化、システム化等が重要となるので、これらについても具体例をあげて説明する。

  1. 噛合い型パラレル二軸押出機が実用の主流に至った経緯
  2. 単軸、二軸 (同方向、異方向) 押出機の押出特性比較
    1. 押出機の有すべき押出基本機能
    2. 機械的特性
  3. 製品トラブルの要因となる混練・分散不良
    1. 製品不良現象と混練・分散不良との関係
    2. 混練・分散不良による製品上トラブルか否かを判定する法
  4. 同方向回転二軸の混練・分散技術
    1. 基本構造と特性
      • 幾何学的形状特性
      • 各種ニーデングロータ、ミキシングエレメント形状
    2. 混練・分散実用技術
      • ニーデングロータユニット例とその特長
    3. スクリュウ形状特性例
    4. ギアポンプ (GP) 装着によるマルチフイード成形法
      • 押出機制御システム
      • GP付押出法の特長
    5. 直接押出成形法の実用例 (PET,オレフィン、発泡等)
    6. ろ過装置 (スクリーンチェンジャーシステム) の実用例と応用展開
  5. 異方向回転二軸の混練・分散技術
    1. 基本構造と特性
      • スクリュウの噛合いと原料挙動
      • スクリュウ形状の基本設計
    2. 混練・分散技術の実際
      • スクリュウ各ゾーンの基本特性
      • スクリュウ容積線図の特性
    3. スクリュウ先端部の形状による滞留・劣化防止策
      • 樹脂滞留低減を図った形状例

会場

大阪市立中央会館
542-0082 大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
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