統計学の第一人者で、「アクチュアリー数学対策」や「統計検定対策」など確率統計講座/研修経験豊富な 松原 望 氏にインタラクティブにリードしてもらいながら、「習うより慣れろ」をモットーに、6月19日実施の「統計検定2級」合格のための計算処理能力向上を目指します。
直近数回の過去問から精選した問題を演習し、試験合格のポイントを解説します。
講義時間全体の3割で確率 (カリキュラム・第2部) を「演習⇒講義」し、残りの7割で統計学 (カリキュラム・第1部、第4部、第6部) を「演習⇒講義」します。過去問演習を中心に体感することで出題のポイントを押さえ、正答率を高めます。
確率統計・データ分析実務の基礎を体系的かつ短期集中的にトレーニングすることができます。また、トレーニング内容を確認できる「Excel演習自習用データ」も配布します。
「統計学」だけが最強なのではなく、本当は「確率と統計学 (統計解析力) 」が最強です。統計検定2級に合格したら準1級やアクチュアリー試験数理に進んで、確率過程、フィルトレーション、モデリング、シミュレーション、キャリブレーションなどを補強して最強を目指して下さい。
- 第1部 記述統計
- 統計グラフ
- 様々な要約統計量
- 平均・中央値・最頻値 (位置)
- 分散・標準偏差 (ばらつき)
- 変動係数
- 共分散・相関係数 (関連)
- 分位点など
- 時系列データ、移動平均、指数 (価格・数量) 、ローレンツ曲線、ジニ係数 (分布) など
- 回帰分析の数値 (回帰係数) とグラフの読み方
- 統計ソフトウェア活用のポイント
- 第2部 確率、分布
- 事象、確率空間、確率の定義・表し方・基本ルール
- 条件付確率、事象の独立性
- 1次元確率変数の振る舞い
- モーメント
- 2次元確率変数の振る舞い
- 条件付分布の期待値・分散、共分散、相関係数
- 様々な確率分布
- 大数の法則と中心極限定理
- 統計ソフトウェア活用のポイント
- 第3部 基礎レベル過去問演習
- 2015年11月 2級試験の基礎レベル問題解説
基礎レベル問題を解きながら、質疑応答スタイルで確率統計の計算処理 (統計ソフトウェア活用のポイント含む) や理論を解説します。
- 第4部 推測統計
- 母集団と標本 (全数調査とサンプル調査)
- 無限母集団と標本
- 有限母集団からの標本抽出
- 復元抽出と非復元抽出
- サンプル・サイズ
- 層別抽出
- 多段抽出などの抽出法
- 標本誤差と非標本誤差
- 実験データと観測データ
- サンプル調査法 (サンプリングのしかた;実施法、社会調査)
- 点推定
- 標本分布
- 推定量の不偏性
- 一致性
- 漸近正規性
- 基本的な推定量と外れ値の影響
- 区間推定
- 信頼係数と信頼区間
- 具体例: 平均、比率、分散の区間推定
- 統計的仮説検定
- (帰無) 仮説<棄却/棄却しない[採択]>
- 統計量
- 有意性
- 有意水準
- 「棄却」の意味
- p値
- 2種類の過誤
- 対立仮説
- 検出力
- 具体例
- パラメータ (母平均、母比率、母分散、母分散比) に関する検定、適合度、独立性の検定
- 統計ソフトウェア活用のポイント
- 第5部 中上級レベル過去問演習
- 2015年11月2級試験の中上級レベル問題解説
中上級レベル問題を解きながら、質疑応答スタイルで確率統計の計算処理 (統計ソフトウェア活用のポイント含む) や理論を解説します。
- 第6部 変数間の関係性
- 相関係数に関する推定・検定
- 線形モデル
- 最小2乗法
- 線形モデル (回帰分析) による統計推論
- 偏回帰係数 (モデル) の推定と検定
- 残差、推定値 (回帰値) の標準誤差、外れ値
- 重相関係数、決定係数
- 線形モデルの発展
- 統計ソフトウェア活用のポイント