高齢者介護ロボット開発における製品ニーズとマーケティング戦略

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プログラム

第1部. 高齢化社会における介護ロボット (福祉用具も含む) に係る施策の動向

(2016年5月16日 10:00〜11:30)

高齢化社会の進展に伴い政府が進める介護ロボットの開発・普及に係る施策の 実施状況について解説する。

第2部. 介護ロボット市場開拓、普及促進へ向けたマーケティング

(2016年5月16日 11:40〜13:10)

 介護ロボットは近年大きな注目を浴びています。高齢化の進展に伴い、介護分野の救世主として「なくてはならないモノ」になりつつあります。介護ロボットの普及は、国の成長戦略の目玉策となり、国や自治体から次から次と支援策が打ち出されています。国策として介護ロボットの普及が推し進められているのです。例えば、介護ロボットを開発・販売する側には開発費の補助や「実証の場」の提供などがあります。一方、ロボットを購入する側には購入費用の負担などがあります。「ロボット」という言葉が使われ、モノづくり (産業育成) 面に力が注がれてきました。しかし、介護現場は、ロボットが使われるヨソの業界と大きく異なります。他のロボットと比べて市場が特異なために、ロボットメーカーと市場との間にギャップが生じやすいのです。そんな介護ロボット市場を開拓して、自社製品を普及促進するために必要な市場の特徴や課題などを学ぶことができます。

第3部. 看護の視点から見た介護ロボットの製品ニーズと活用

(2016年5月16日 13:50〜15:20)

近年、日本では少子高齢化に伴い、要介護者の増加が予想されている。また、医療老後における自宅療養のニーズや期待が高まっており、家族介護者の負担は増加すると考えられる。そこで本講演では、家族介護者の負担を軽減するだけでなく、要介護者のクオリティライフを支援できるようなロボットの活用について具体例を紹介する。

  1. 我が国における少子高齢化社会の状況と課題
    1. 我が国における少子高齢化の現状
    2. 2025年問題と課題
  2. 高齢者の特性とケア方法
    1. 高齢者とは
    2. 高齢者の特性と発達課題
    3. 高齢者のケア方法
  3. 介護現場におけるロボット活用の現状と可能性
    1. ロボットの種類
    2. ロボットセラピー
    3. 介護現場におけるロボット活用の現状と期待
  4. 高齢者ケアにおける感情認識ロボットの活用
    1. 感情認識ロボットとは
    2. 感情認識ロボットと高齢者の親和性
    3. 高齢者ケアにおける感情認識ロボットの活用事例

第4部. メーカーからみた高齢者介護ロボット開発の現状と低コスト化

(2016年5月16日 15:30〜17:00)

介護ロボットの開発・普及の現在位置と課題を確認する。その上で今後の中長期の社会実装へ向けた課題の解決策を検討する。

  1. 介護ロボットとは
    1. ロボットとは
    2. サービスロボット
    3. 介護ロボットの位置づけ
    4. 介護ロボットの分類
  2. 介護ロボット注目の社会的背景
    1. 日本の超高齢社会の推移
    2. 世界的な高齢化率の推移
    3. 世界的な高齢者人口の推移
    4. 少子高齢社会の課題
    5. 介護分野の課題解決
    6. 施設介護と在宅介護
    7. 介護ロボット開発の要諦
  3. 介護ロボット開発の流れ
    1. 政策的支援の流れ
    2. 重点分野の機器開発
    3. 開発側の課題
    4. 活用側の課題
    5. 開発動向の中長期展望
  4. 今後の展望
    1. 新規参入の検討課題
    2. ビジネスモデルの検討

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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