透明樹脂の熱・光劣化メカニズムと対策技術

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プログラム

第1部 高分子・樹脂の耐候劣化のメカニズムとその対策

(2016年4月19日 10:30〜12:00)

  1. 高分子・樹脂の耐候性とは?
  2. 劣化に伴う平均分子量の変化
  3. 劣化の過程,メカニズム
    1. 熱劣化
    2. 酸化劣化
    3. 加水分解劣化
  4. 高分子・樹脂の光劣化や変色
    1. 光劣化の特徴
    2. 光化学反応の特質
    3. 光劣化を抑制する添加剤
      1. 紫外線吸収剤 (UVA)
      2. ヒンダードアミン系光安定剤 (HALS)
    4. 光安定化における相互作用
  5. 耐候劣化対策のケーススタディ
    1. ポリオレフィン
    2. ポリカーボネート
    3. ポリスルホン 他

第2部 酸化防止剤、光安定剤の選び方・使い方のポイント

(2016年4月19日 12:45〜14:15)

 一つの安定剤で全ての劣化防止の機能を満たすパーフェクトな安定剤が 無いだけに、 品質要求に応じた酸化防止剤や光安定剤等の安定剤を用いた配合設計が必要になる。 酸化防止剤や光安定剤等の安定剤の選び方や使い方のポイントを事例で 紹介し、そのメカニズムを解説します。

  1. 高分子の劣化
    1. 劣化因子と劣化現象
    2. 劣化機構
  2. 高分子の安定化
    1. 安定剤の種類
    2. 安定化機構
  3. 酸化防止剤、光安定剤等の配合設計の基本的考え方と留意点
    1. 酸化防止剤、光安定剤等の性能評価フロー
    2. 相乗作用と拮抗作用
    3. 加工安定処方 (事例)
    4. 耐熱処方 (事例)
    5. 耐候処方 (事例)

第3部 高分子材料の耐光 (候) 性試験の課題と劣化評価

(2016年4月19日 14:30〜16:00)  人工促進耐候性試験で得られるデータはバラツキが多い。試験機メーカ が劣化因子をどのようにコントロールしているか、その内容をユーザー がどの程度知っているかが、試験精度と再現性を良くするポイントであ る。これらの解説と試験条件を変動させたらどうなるか?などを紹介する。

  1. 「たいこうせい」とは何か? 何故行うのか?
    1. 促進耐候性試験 (機) とは何か?
    2. 企業におけるクレーム対応
    3. 規格試験の位置付け
    4. 耐候性に関して、間違われやすい一般概念
  2. 耐光 (候) 性試験の種類
    1. 耐候性試験の分類
    2. 人工促進耐候性試験機の種類
  3. 屋外暴露と人工促進暴露との関係
    1. 暴露環境が変動する試験は再現性のある試験方法か?
    2. 相関性か促進性か、どちらの性能を追求するか?
  4. 各種試験機の特徴と課題
    1. キセノンウエザーメータ
    2. 紫外蛍光ランプウエザーメータ
    3. カーボンアーク灯式試験機
    4. メタルハライドランプ方式試験機
  5. 人工促進試験機に取り込める劣化要因と再現性向上
    1. その他
  6. ランニングコスト 耐候性試験はお金がかかる!
  7. 試験条件設定による試験データの紹介
  8. 劣化評価の見える化 – カッピング試験法 -

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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