本セミナーでは、シランカップリング剤の種類・特徴・反応メカニズムなどの基礎知識から、 「未反応基が残存してしまう」「経時的に安定しない」などよくあるトラブルと対策まで詳解いたします。
(2016年4月27日 10:00〜11:20)
(2016年4月27日 11:30〜12:50)
(2016年4月27日 13:30〜14:50)
(2016年4月27日 15:00〜16:20)
シランカップリング反応は、表面の性質を容易にコントロールできる方法として様々な分野で用いられている。例えば、基材の表面修飾法として撥水性や防汚性の付与する、金属と有機材料のような異種材料の接着性向上などは代表的なものであり、グラフト重合における基点、ナノ粒子の分散性制御やCFRP等の複合材料など様々な目的に用いられている。しかし、その反応プロセスは詳細には明らかにされていない部分もあり、コントロールの難しい反応としても知られている。 本講演では、様々な使用状況におけるシランカップリング剤構造解析、官能基解析を中心にして、反応解析、リアルタイム反応解析なども含めて、その方法を解説する。また、シランカップリング反応への影響が大きい基材やマトリクス材の表面構造解析についても解説する。