ICH M7 (和訳版) Step5 変異原性不純物ガイドラインにおけるQSAR/in silico変異原性予測の方法・評価とエキスパートレビューの実際

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本セミナーでは、変異原性不純物 (ICH M7) ガイドライン (Step5 和訳版)について基礎から解説いたします。
補遺「ICH M7ガイドライン原則の化合物特異的な許容摂取量算出への適用」 (Step2版) 対応について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

「潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中DNA反応性 (変異原性) 不純物の評価及び管理」ガイドライン (ICH M7ガイドライン) (Step 5、和訳版) が2015年11月10日公表されました。2016年1月15日、我が国でのM7が発効し、M7ガイドラインによる日、米、欧三極全体での事業者義務が発生しました (欧米は昨年までに発効) 。これに伴い、本ガイドラインの適用により医薬品新原薬、新製剤等を対象に医薬品中不純物の変異原性評価、管理が求められます。また、ICH M7ガイドライン補遺「ICH M7ガイドライン原則の化合物特異的な許容摂取量算出への適用」 (Step 2版) が2015年6月9日付で公表されており、2016年1月19日、国内のパブコメが終了しました。  本講演では、事業者のM7対応、実践のためお役立ていただくことを目的に、変異原性情報調査の方法と変異原性評価の実践、QSAR/in silicoによる変異原性予測の方法と評価 – Expert Reviewの実践 – 、化合物特異的な許容摂取量の算定 – ICH M7 (R1) の概要 – を中心にご説明し、事業者の関心事項の内容もご紹介します。

  1. ICH M7ガイドライン (Step 5、和訳版) の概要
    • 日本でのM7ガイドラインの内容 (和訳) が公表された。その内容について概説します。
  2. 変異原性情報調査の方法と変異原性評価の実践
    • 情報調査の方法や手順、結果判断について具体例を示します。
  3. QSAR/in silicoによる変異原性予測の方法と評価 – Expert Reviewの実践 -
    1. in silicoツールを用いた変異原性予測の方法や手順、結果判断について具体例を示します。
    2. Expert Reviewによる評価の具体例をケーススタデイで示します。
    3. Expert Reviewにおける課題やその対応方法を提案します。
  4. 変異原性評価・判断
    • 情報調査及びQSAR/in silicoによる変異原性予測から得られた結果に基づき変異原性評価の具体例を解説します。
  5. 化合物特異的な許容摂取量の算定 – ICH M7 (R1) の概要 -
    1. 「化合物特異的な許容摂取量の算定」の要件
    2. 標準方法
      1. 直線作用機序と許容摂取量 (AI) の算出
      2. CPDBについて
      3. 試験選択
      4. 腫瘍及び部位の選択
      5. 投与経路
      6. TD 50からのAIの算出
    3. AI 算出の代替方法
      1. 公表された規制上の限度値
      2. 非線形 (閾値) 作用機序及び許容1日曝露量 (PDE) の算出
    4. 15物質の許容摂取量の算定例
  6. 事業者の関心事項と対応方法
    1. 事業者から寄せられたご質問約30件を下記のようなカテゴリーでご紹介し、対応方法案をお示しします。
      1. ガイドラインの適用について
      2. 情報調査の方法
      3. in silico予測の方法とExpert Review
      4. クラス判定・総合評価
      5. 許容摂取量
      6. 品質管理

会場

京都府民総合交流プラザ 京都テルサ
601-8047 京都府 京都市 南区東九条下殿田町70番地
京都府民総合交流プラザ 京都テルサの地図

受講料

複数名同時受講の割引特典について