ジェルネイルの市場・トレンド・ビジネス事情と材料技術

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会場 開催

本セミナーは、市場が拡大し、新しい産業として認知されつつあるジェルネイルに焦点を当てたセミナーです。
既に関連製品を取り扱う方の情報収集としても、これから新規参入を検討する方の異業種の実態調査としても、知っていて損はない市場やトレンド、ネイル業界・サービスの実態、ジェルネイルの材料技術・施術法を解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 ネイルのニーズ&ビジネス最新動向 ~ネイルユーザーが求めるネイル像とネイル業界の実態~

(2016年4月18日 13:00〜14:30)

 ジェルネイルの登場により、ネイル産業の市場規模は飛躍的に拡大し、現在も緩やかながら成長が続いています。2014年には総務省が管轄する日本標準分類に「ネイルサービス業」が新設され、一つの産業として認められたことで、異業種からの新規参入も目立ってきております。  今後新しい事業としてネイル製品の開発を検討されている企業様に向け、ネイル市場の最新の動向を解説いたします。

  1. ネイル産業の変遷
    1. ネイルの歴史
    2. 日本・世界のネイル事情
  2. ネイル市場の現状
    1. ネイルサービス・製品・教育
  3. ジェルネイルとは
    1. ジェルネイルの施術方法
    2. ジェルネイルの功と罪
  4. ネイル業界の実態
  5. ネイルユーザーの動向
    1. ネイリスト・ネイルサロン利用者・一般消費者
  6. ネイル商品開発の実際
  7. ネイル産業の課題と将来

第2部 安全なジェルネイルのための材料・技術論 ~工業用UV硬化樹脂とジェルネイルの違い、処方・施術の注意点~

(2016年4月18日 14:40〜16:10)

 UV硬化樹脂を爪に塗布し、紫外線を照射して硬化することで人工爪 (アーティフィシャルネイル) を人の爪上につくるジェルネイルが注目されている。従来のマニキュアと比較して、はがれ・欠けにくい、良好な光沢、ストーンなどを配置できるなどの特徴があるとされる。ジェルネイルに使用されるUV硬化樹脂は、工業的に使用されているものに比べて、人体に刺激が少ない原料を使用することが求められているが、それぞれの原料がどれほどアレルギーなどの諸症状を起こしやすいかはあまり知られていない。ジェルネイルは完全に硬化してしまえば、ほぼ無害であるが、未硬化の原料がネイルの中に残っている場合は、問題となる場合がある。  近年、LEDランプの普及により、強い紫外線を照射してネイルを硬化させている。ネイルの塗布厚さが厚い場合は爪の上で予期せぬ発熱が起こることもある。  以上のように、ジェルネイルの処方や実際に施術するときに気を付けておいたほうがよいことを過去の文献やこれまでの我々の研究例をもとに紹介する。

  1. 工業用UV硬化樹脂とジェルネイルのちがい
  2. ジェルネイルに含まれるモノマー種
  3. モノマーの種類と皮膚刺激性
  4. モノマーの種類とアレルギー
  5. ジェルネイルと衛生
  6. ネイリストの安全衛生と喘息
  7. ジェルネイルの硬化性の簡易測定法
  8. ジェルネイルの塗布厚さと発熱、未硬化層厚さの関係
  9. 紫外線の照射時間と発熱、未硬化層厚さ、残留モノマーの関係
  10. 紫外線の照度と発熱、未硬化層厚さ、残留モノマーの関係
  11. 光開始剤濃度と発熱、未硬化層厚さ、残留モノマーの関係
  12. UV硬化樹脂の硬化過程の専門的な測定方
  13. FT-I
  14. DSC
  15. レオメータ
  16. LEDランプ用開始剤の選択法
  17. ジェルネイルの今後の可能性

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

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