本セミナーでは、食品包装に係る法規制の国際的な最新動向と、企業としての対応・留意点を詳しく解説いたします。
食品包装・容器の法規制に関しては、ここ数年世界各国で食の安全向上と国際的整合化を目指した法食品包装の法規制に関しては、ここ数年世界各国で食の安全向上と国際的整合化を目指した改正が急ピッチで進展している。この中核を成すのは、PL化である。日本では、2015年6月、厚生労働省は約2年後に自主管理ガイドラインの通知を決め、これに業界団体の添加剤PLが添付されることになった。 又、食品安全委員会は、毒性学的懸念の閾値 (TTC) を審議中であり、これが今後日本の安全性評価の基本と成りそうである。しかし、印刷インキと接着剤は、業界団体のNLのみである。米国は接着剤のPLを持ち、国内メーカーも参考とすることが多いようである。 又、EUの印刷インキは、業界団体がNLを制定しているが、独がスイスのPLを参考としながらPL化を審議中であり、近い将来EU全体の規則に採用されそうである。接着剤のPL化も審議中であり、日本への影響は必至であろう。 本講では、樹脂・印刷インキ・接着剤のPL化と安全性評価方法を巡る最新動向、及び企業における対応、リスク管理の進め方と留意点をご紹介する。