北米で医療機器を販売している組織は、FDAから『査察』を受けることになりますが、『査察』は、FDAの法規制に従って実施されており、任意の規格であるISOの審査とは、その目的も視点も大きく異なります。
これから北米向けに医療機器を輸出される組織、並びに、すでに北米で販売されていてまだ『査察』のご経験がない組織の関係者に、必要なFDAの行政全般について理解を深めていただく講習です。
- 医療機器のアメリカ輸出におけるFDA ~基本知識
- アメリカ連邦政府におけるFDAの組織
- アメリカ連邦政府におけるFDAの活動領域
- アメリカFDA行政の医療機器法規制の略史
- 品質保証規格の系図におけるFDA-GMP
- 医療機器規制におけるFDAの果たす役割
- 医療機器法規制のFDA 21 CFR Part 820 ~要求事項の概説
- 監査基準としてのFDA GMPとISO QMSの相違点
- 管理の実践で見えてくるFDA GMPとISO QMSの相違点
- FDA QSRで使用される主な用語の理解
- FDA QSRの要求事項とFDAが重要視するポイント (Part 820テキスト)
- 査察で重要視されるFDA QSRの苦情処理とCAPA
- 査察の基本となるFDAのコンプライアンス方針 ~指針CPGMの解説
- コンプライアンス・プログラムの指針の適用
- 査察における製造業者の選定理由 (優先度) とクラスI機器の除外
- コンプライアンス・プログラムの指針による査察レベル
- 査察における7つのサブシステムと4つのサブシステム
- 査察官に向けた”QSIT” (品質システム査察の手引き)
- FDA査察対応の実践 ~査察が予定されている方々へ
- 査察の事前通知と準備
- 査察における指摘事例 (FDA Form 483)
- 指摘事例への適切な回答方法
- ウォーニング・レターの事例紹介
- 査察後のForm 483への回答演習 ~ケーススタディ
- 事例-1
- 事例-2
- 事例-3