呼気診断のための生体センサ開発と応用展開

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会場 開催

本セミナーでは、人の匂いで疾患を診断する技術「呼気診断」の実現のためのセンサ技術について基礎から解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 呼気・皮膚ガスの高感度計測用バイオスニファとその応用

(2016年4月14日 12:30〜14:30)

 疾病や代謝に起因する生体ガス成分を高感度に計測そして可視化するために開発した「バイオスニファ:生化学式ガスセンサ」と「探嗅カメラ」を紹介し、生体応用の結果を交え、臨床&ヘルスケアへの可能性について解説する。

  1. 生体ガス (疾病・代謝) のためのバイオスニファ (探嗅センサ)
    1. 薬物代謝機能に基づく高選択性ガスセンシング
    2. 魚臭症候群に起因するトリメチルアミン用ガスセンサ
    3. 口臭成分メチルメルカプタン用ガスセンサ
  2. UV-LEDを用いた高感度なバイオスニファ
    1. 呼気中エタノールとアセトアルデヒドのモニタリング
    2. サブppbレベルでのホルムアルデヒド連続計測
    3. アセトン用バイオスニファと脂質代謝評価
  3. 生体ガスの可視化計測 (探嗅カメラ)
    1. 高感度CCDを用いた探嗅カメラの開発
    2. 呼気ガスの可視化モニタリング
    3. バイオ蛍光法による探嗅カメラの高感度化
    4. 皮膚ガスの可視化計測

第2部 光音響式嗅覚センサの開発と内因性ガス分析による内視鏡診断への応用

(2016年4月14日 14:45〜16:15)

 開発中の光音響式嗅覚センサを紹介しつつ、光音響分光法の原理、特徴を説明し、内因性ガス分析を中心に生体計測に関する応用研究を紹介する。  提唱された初期のころからガス分析に対する超高感度性が指摘され、センサの容積に感度が反比例する特長を有する光音響分光法について説明し、医用内視鏡に搭載可能な寸法で開発した光音響式嗅覚センサによる内因性ガス分析の可能性について紹介する。

  1. 光音響分光法の原理
    1. 光音響分光法と他の分光法
    2. 光音響信号の発生機序
    3. 光音響信号に含まれる物質情報
  2. 光音響分光法の装置
    1. 基本構成
    2. 光源装置
    3. 光音響セル
      1. 気体用セル
      2. 液体用セル
      3. 固体用セル
    4. 信号処理装置
    5. 装置構成上の留意事項
  3. 光音響分光法の応用研究
    1. 分光測定
    2. 深さ測定
    3. 顕微測定と画像化
    4. ガス分析
  4. 光音響式内視鏡の提案
    1. 基本概念
    2. 腫瘍検出を目指した基礎実験
      1. 硬さ測定
      2. 深達度測定
      3. 内因性ガス測定
  5. 今後の課題

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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