ナノエマルションの調製・安定化技術

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会場 開催

本セミナーでは、乳化剤の基本特性を踏まえた最適な乳化剤の選定のポイント、エマルションの調製手順および汎用の測定機器を用いた乳化安定性評価法を解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

1. サーファクタントフリー・ナノエマルションの安定化メカニズムの解明方法

(2016年3月24日 11:00〜12:30)

  1. サーファクタントフリー・ナノエマルションの存在と生成
  2. サーファクタントフリー・ナノエマルションの安定性評価
    1. 分散相の液滴径 (油滴径) による評価
    2. 分散相の界面電気現象 (ゼータ電位) による評価
  3. サーファクタントフリー・ナノエマルションの分散相/連続相間の界面構造解明
    1. SFNEの親水・疎水性膜透過による油/水界面構造の解明
    2. 示差走査熱量計によるSFNEの油/水界面構造の解明

2. 深海の極限環境にインスパイアされたボトムアップのナノエマルション製造技術

(2016年3月24日 13:15〜14:45)

 深海を支配する極限環境には、革新的なプロセス開発に向けたヒントを数多く見出すことができる。本講演では、深海熱水噴出孔にインスパイアされた全く新しい乳化プロセスを紹介する。MAGIQと呼ばれる本手法は、従来法とは根本的に異なるボトムアッププロセスであり、ナノエマルションを10秒で製造できる。

  1. 深海とは?
  2. 深海の極限環境
  3. トップダウンとボトムアップの乳化プロセス
  4. 超臨界水:高温・高圧の極限の水
  5. MAGIQ:ボトムアップのナノ乳化プロセス
  6. MAGIQの実際
  7. MAGIQの特長
  8. MAGIQにおけるナノ油滴の生成メカニズム
  9. MAGIQの普及に向けた装置開発
  10. 深海の極限環境に学んだラジカル重合プロセス

3. ナノエマルションの調製法・評価法

(2016年3月24日 14:30〜16:00)

 エマルションの状態解析は、安定性予測だけでなく、乳化組成、調製条件の適性評価にも有効である。汎用的な手法を用いた、すぐに役立つ解析法を目的別に紹介する。

  1. 乳化状態の解析法
    1. 乳化タイプの判別方法
    2. エマルションの外観からわかること
    3. 乳化粒子径の測定法と注意点
  2. エマルションの基本物性評価
    1. 粘度測定
    2. レオロジー測定
    3. ゼータ電位測定
    4. エマルション界面の状態解析
  3. 乳化安定性評価法
    1. エマルションの不安定化要因
    2. 乳化状態変化の観測法
    3. 安定性予測

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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受講料

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