本セミナーでは、プラスチックと金属など異なる材料を接着する技術について基礎から解説いたします。
(2016年3月28日 12:15〜14:15)
もの作りは製品設計、組み立てそして機能性を発現させるための複合化技術が重要な役割を担っています。自動車部品、情報電子部品に関わるプラスチックやゴム製品は製造の簡素化、コスト低減のために接着技術を応用することによって成し遂げられています。 本講座では、異種材料の接着の接着過程における接着界面形成、接着破壊過程等の理論を解説し、接着技術の基礎を理解していただきます。金属と異種材料の接着物の界面の劣化に及ぼす緒因子について事例を交えて接着破壊メカニズムを紹介します。シランカップリング剤を用いた接着物を製造する上での接着メカニズムを解明するとともに、材料の表面性状に及ぼす洗浄工程の影響をXPS、接触角測定、FT – IR測定結果から解説し、現場における材料管理について説明します。各種シランカップリング剤の処理条件と反応性と反応量についての実験例を紹介します。接着界面をAFMを用いたnanoオーダーでの赤外分析による測定した実例を紹介します。製品応用への展開が図れる異種材料の接着技術を紹介します。
(2016年3月28日 14:30〜16:30)
金属とプラスチックの直接接合を行うにあたり、ドライプロセス、成形品同士、強力接合、高速処理等、従来の直接接合技術の課題克服を実現した、レーザを用いたポジティブアンカー効果による異種材料直接接合技術について講演します。 講演では、レーザ加工技術の基礎と概要、異種材料接合メカニズム、接合工法、接合可能組合せ等について紹介します。