次世代自動車における空調システム・熱マネジメントへの要求と改善

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本セミナーでは、次世代駆動源車両に必要とされる熱マネジメント技術を解説いたします。

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プログラム

地球環境保護や資源枯渇のため、自動車の燃費改善がさらに要求されている。自動車用ガソリンエンジンの熱効率はせいぜい40%で、大半が熱などとして捨てられている (冷却損失と排気損失) 。エンジン単体の改良が限界を迎えつつある状況では、これらの損失を回収して使う必要が出てきている。  本セミナーでは、自動車の駆動源変遷を説明するとともに、今後、ますます重要になる熱マネジメントについても解説する。

  1. 地球環境からの要請とは?
    1. 地球温暖化
      • 地球温暖化の状況、その原因
      • 太陽の黒点活動
      • CO2排出量増加
    2. 資源枯渇
      • ピークオイル理論
      • 種々の化石燃料の可能年数
      • 米国第四艦隊
    3. シェールガス/シェールオイル
      • 状況
      • 価格調整不調
      • ルーブルの下落
      • ピークオイル理論の修正
    4. 原発停止
      • 3.11
      • CO2排出量変化
      • 円の流出
  2. 駆動源の変遷
    1. IEAブルーマップ
      • 駆動源変遷予測
      • IEAマップの読み方
    2. 軽自動車
      • 軽自動車燃費競争
      • 搭載技術
      • 各社の比較
      • 燃費改善効果の分析
    3. 内燃機関の効率
      • ガソリンとディーゼルの効率改善
      • WTI原油先物チャート
    4. クリーン・ディーゼルの魅力
      • ガソリンエンジンとの比較 (3原理)
      • 従来の課題、その解決方法 (SKY-D)
    5. 欧州流ダウンサイジング
      • どうして日本では過去のターボ車は消えたか? どうして復活したか? 本当の目的は?
    6. 電気自動車
      • どうして市販されたか? 課題は?
    7. ガソリン車 対 電気自動車比較
      • 走行時のエネルギ効率は? いろいろ考慮したエネルギ効率は? 国別の違い
    8. 燃料電池自動車
      • 構造は? 目的は? 将来性は?
    9. エネルギ効率と実用性
      • 走行時のエネルギ効率→Well to Wheel→ライフ→実用性 (充電時間×回数)
  3. 自動車を取り巻く環境変化とは?
    1. WLTP 燃費規制
      • 何が変わるか?
    2. エミッション規制
      • 何が厳しくなるのか?
  4. 自動車に使われる熱交換器とは?
    1. エンジン冷却系
    2. 空調系
    3. モータ、インバータ冷却系
    4. 駆動用電池用
  5. 電気自動車用エアコンとは
    ヒートポンプの特徴は?
    1. 方式と現行空調システムとの比較
    2. 低外気温への対応
      • 可能か?
    3. 廃熱利用の可能性は
  6. ハイブリッド車用エアコン
    • ハイブリッド車とプラグイン・ハイブリッド車で違いは?
  7. クリーン・ディーゼルエンジン車用暖房とは
    • 空調の課題は?
  8. アイドルストップ対応車の空調
    • 快適な空調を維持するには?
  9. 熱マネジメント
    可能性がある熱マネジメントとは?
    1. 排熱回収システム
      • ランキンサイクル
      • 冷却水加熱
    2. 蓄冷/蓄熱システム
    3. 新しい冷凍サイクルの可能性
      • 冷媒動向
  10. エアコンシステムの改善
    エアコンの改善とは?
    1. 空調シート
    2. 内部熱交換器
    3. 換気熱回収
    4. デシカント空調
  11. 空調システムの変化による部品、内装材の動向は?
    1. ガラス
    2. 断熱材
    3. 真空断熱材
  12. 駆動用電池の温度管理は?
    1. 方式比較
    2. 選定

会場

名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール
464-0856 愛知県 名古屋市 千種区吹上二丁目6番3号
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