昨今、「ディープラーニング」などの“機械学習技術・知能化技術”に人々の関心が集まっています。これまで、コンピュータに仕事をさせるためには、人が方法を考え、プログラムを作る手間が必要でしたが、機械学習によってそれを自動的に行うことができるようになり,業務の抜本的な省力化や改善が期待できます。機械学習の応用範囲は広く、今後、様々な産業分野で大いに利用されると考えられており、知能化は第四の産業革命と言われています。
本セミナーでは、専門が情報工学系ではない、言わば「予備知識ゼロ」の受講生の方々を主な対象として、機械学習の原理・手法・特徴・応用・産業応用・性能限界・将来性などについて、直感的で分かり易く解説します。
- 機械学習とは何か?
- 人工知能入門
- 人工知能における考え方の変遷
- 人工知能の各世代の代表的な方法
- 機械学習の種類とそれぞれの概要
- 帰納学習・演繹学習・発見的学習
- 類推学習・強化学習・概念形成
- 産業応用が最も期待できる“事例ベース学習”の概要
- 教師あり学習の基本的な考え方
- 教師なし学習の基本的な考え方
- その他の学習方法について
- 教師あり学習の具体的な手法の概要
- 基本的な方法の例
- 線形判別分析
- 高性能な分類手法の例
- サポートベクターマシン (SVM)
- ブースティング
- 木構造を用いる方法
- データを分類する木 (決定木)
- ランダムフォレストと呼ばれる手法
- ニューラルネットワークを用いる方法
- 階層型神経回路網を用いたデータ分類
- ディープラーニング (深層学習) について
- 教師なし学習の具体的な手法の概要
- 類似するデータをまとめるクラスタリング
- 基礎手法
- NN (Nearest Neighbor法)
- k-NN法
- 実用的な手法:k-平均法
- 自己組織化マップ (SOM)
- SOMの原理と特徴
- SOMによるデータの自動分類
- 機械学習の具体的な応用事例の紹介
- 各種計測データの自動分類
- 画像処理プロセスの自動構築・最適化
- 高精度な画像認識器の自動構築
- ロボットの制御ルールの自動生成
- 複雑なデータ間の関係性の自動抽出
- 時系列変動データの将来変動予測
- その他の問題への応用
- 機械学習の産業応用
- 機械学習の導入の現状と課題
- 機械学習の産業応用の将来展望
- まとめ