本セミナーでは、リチウムイオン電池の安全性の基礎、現状と課題、安全性向上対策等について解説し、安全性規格や具体的な試験方法について詳解いたします。
リチウムイオン電池の性能劣化要因には化学的因子と物理的因子がある。特に化学反応に起因する劣化現象は複雑である。 劣化は電池材料、充放電パターン、充放電深度、環境温度等、各種電池使用条件に影響される。急速に応用が進んでいる電気自動車や電力貯蔵装置等の高電圧装置では電池の直列本数が多く単電池が過充電になる可能性がある。 本講演では特に重要な過充電を中心にリチウム電池の性能劣化機構と対策について概説する。