本セミナーでは、バイオ燃料として有望視されている微細藻類について基礎から解説し、バイオ燃料の生産技術、事業化における課題と展望について詳解いたします。
(2016年2月19日 10:00〜11:30)
微細藻類Botryococcus brauniiは細胞外に炭化水素を蓄積することから、次世代バイオ燃料資源としての可能性が注目されています。本講演では投入エネルギーを少なくした炭化水素の抽出法と、更に投入エネルギーを低減できる培養法の研究成果を紹介します。
(2016年2月19日 11:40〜13:10)
未利用海水圏バイオマスを原料とするバイオエネルギー変換 (バイオエタノール生産) に関して、筆者らの研究を中心に紹介する。特に、効率的なバイオエタノール生産を実現するために、海藻や外来水草の糖化法、海洋酵母を用いた発酵法、遺伝子工学を利用した海藻高発酵スーパー酵母の創製に関する研究を概説する。
(2016年2月19日 13:50〜15:20)
本講演では、微細藻類を用いたバイオ燃料生産技術の最新動向と事業展開の可能性について、概説する。また、当社が、日本大学や電源開発と実施した共同研究成果 (かん水を活用した微細藻類によるCO2固定) についても一部を紹介する予定である。
(2016年2月19日 15:30〜17:00)
太陽光と二酸化炭素、あるいは排水等による培養が可能であるユーグレナ (ミドリムシ) はその細胞内に多種多様な物質を蓄積することから、「素材生産工場」といえる。本講座では細胞内物質の一つである多糖 (パラミロン) を出発原料としたバイオプラスチック等有機材料の創成の概要について解説する。