1. 燃費向上に向けた自動車外装材の樹脂化技術とマルチマテリアル化の動向
(2016年2月23日 10:30〜12:00)
本講座は、設計経験者である講師が解説するので、詳細な部分まで話が聞けます。 また日産自動車がこれまで開発してきた経緯なども解説するので大変参考になると思います。 是非関心のある方は受講してください。
- はじめに
- 外装材の樹脂化の動向
- 日産車における樹脂化について:樹脂フェンダ、樹脂バックドアの変遷
- 樹脂フェンダ
- 樹脂バックドア
- 第一世代ステージア 等
- 第二世代ラフェスタ~X-TRAIL
- 樹脂のメリット&デメリット
- メリット : 一体化、内装部品化、軽量化
- デメリット : 線膨張係数の違い、塗装の合いの問題、固定方法等
- 樹脂化の課題と対応
- 線膨張係数の違いに対応した固定方法
- 塗装の合いの問題と対策
- まとめ
2. ポリカーボネートの自動車部品への応用技術と軽量化効果
(2016年2月23日 13:00〜14:30)
軽量化の観点から、ポリカーボネートの適用が進められている。本講では、ポリカーボネート (PC) の概要と欧州の最新状況、量産品開発の経験・ノウハウを元にポリカーボネート樹脂グレージングの特徴・現状および課題等について述べる。特に自動車用途での展開と擦り傷性や耐候性向上の方策としての塗装の現状と今後の動向、自動車グレージング、ヘッドランプなどへのPCの適用のポイントを解説する。
- PC樹脂の概要
- 基礎と歴史
- 市場とグレード
- 用途展開
- ポリカーボネート樹脂自動車窓ガラスの現状
- 無機ガラスとの違い
- 欧州での適用状況
- 透明性PCへのコーティング
- 自動車適用への要求、必要性
- 擦り傷性
- 耐候性
- その他
- ハードコートの適用
- 塗装PCの性能評価
- 耐候性
- 擦り傷性
- 向上のポイント
- 自動車グレージングとしてPCの適用をした際に想定される軽量化効果
- 今後の展望
3. 自動車軽量化に向けた植物由来エンプラの適用状況と開発技術
(2016年2月23日 14:40〜16:10)
- アルケマについて
- バイオポリアミドの基礎原料ヒマシ油
- アルケマのポリアミド製品群
- ヒマシ油由来ポリアミドの概要
- ヒマシ油由来ポリアミドの製品群
- 用途開発戦略
- バイオポリアミドの種類と特性
- アルケマの新規開発グレード
- ヒマシ油由来ポリアミドの特性
- 機械的物性と耐熱性
- 新規ヒマシ油由来ポリアミドの自動車用途への展開
- クイックコネクター
- 冷却系
- SCR・ブローバイ・TOC・多層チューブ
- まとめ