有機EL封止のバリア性向上と評価技術

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本セミナーでは、有機EL封止材のフレキシブル化について基礎から解説し、柔軟性とバリア性の両立、基材との密着性の向上、フレキシブル有機ELの課題原因と解決事例を詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

1. OLED及び有機フィルムの開発動向 – フィルムのバリア性と透明性の両立 -

(2016年2月26日 10:30〜12:30)

 OLEDは超薄型光源であり、携帯型電子機器 (スマートフォン等) の表示装置に用いられています。今後、更なる用途展開には低コスト化が必要であり、これには廉価な樹脂封止が必須となっています。しかし、OLEDは吸湿により性能が劣化するため、封止部材の低透湿化が課題となっています。又、厳しい環境下での品質保証も懸案となっています。今回、OLED及びその封止部材 (特に、有機フィルム) に関して、現状課題 (特に、バリア性と透明性の両立) とその対策について解説致します。

  1. OLED
    1. 発光原理
    2. 開発経緯
    3. 用途展開
  2. OLEDの封止技術
    1. 封止方法
      • 気密封止
      • 樹脂封止
    2. 封止基材
      • 透明部材
      • 機能部材
      • 保護部材
  3. OLEDの課題と対策
    1. 発光技術
      • 発光効率
      • 耐湿性
      • 出射効率 他
    2. 封止技術
      • 気密封止
      • 樹脂封止
  4. OLED封止基材の課題と対策
    1. 低透湿化
      • 有機複合フィルム
      • 層間密着材料
    2. 高輝度化
      • 屈折制御
      • 界面密着
      • 反射加工
    3. フレキシブル化
      • 曲面加工
      • 折り曲げ
      • ウエアラブル
  5. その他
    1. 市場拡大
      • 情報、条件
    2. 競合技術
      • QLED等
    3. 部材の個性 (データシートだけでは選べない)

2. 有機デバイスにおける水蒸気バリア性の高精度・高速測定と標準化技術

(2016年2月26日 14:45〜16:45)

 水蒸気バリア性の測定法として様々な方式が提案されている。それぞれの長所と短所の比較を行い、標準化技術を提案・解説する。

  1. 水蒸気透過の微視的機構
  2. 水蒸気バリア性の測定技術
    1. カルシウム法と周辺技術
    2. 差圧法
    3. 等圧法
    4. 装置内の水分の影響
    5. 間欠的測定の利点
  3. 加速試験はどこまで信頼できるか?分子動力学シミュレーションとの比較
  4. 絶対値校正の方法
  5. 異なる装置間での比較法
  6. 他の気体に対するバリア性

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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受講料

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