一般的に撹拌翼を用いる撹拌は界面からの気泡の巻込みやキャビテーションにより気泡が液中に混入し品質に悪影響を及ぼすことがある。
更に高粘度流体やゲル状のものは、撹拌も難しく脱泡は困難になる。従来の脱泡方法や撹拌脱泡事例及びトラブル対策例や撹拌翼を持たない自転公転式撹拌の撹拌脱泡のメカニズム、近年のスタティックミキサーを紹介する。
- はじめに
- 粘度 高粘度とは 粘度の測定
- 流体の分類 ニュートン流体、非ニュートン流体
- 層流 乱流 撹拌レイノルズ数 撹拌所要動力特性
- 撹拌技術の基礎
- 代表的な撹拌翼 (低粘度、高粘度) 撹拌槽
- フローパターン
- 未撹拌領域について ドーナツリング (IMR)
- 邪魔板 (バッフル) 、界面の窪み、気泡の巻込み
- キャビテーション、ワイセンベルク効果、カバーン
- 撹拌動力特性の測定
- 撹拌混合の可視化実験のテクニック
- 撹拌時の気泡混入の要因と対策
- 気泡が入ってしまったものを脱泡する技術
- 静値、減圧脱泡、遠心脱泡、振動脱泡
- ストークスの式と脱泡
- 混ぜる時に気泡が入らない様に工夫する技術
- 粘度差 比重差 液温について
- 自転公転式撹拌、スタティックミキサー、手撹拌
- 液送、液面、液深、脈流、連続式脱泡装置