加工食品の開発業務を永年担当してきた演者の経験をベースに、ロングセラー商品として現在も市場で展開している商品群などを例にあげながら、国内外での商品開発プロセスについての詳細を説明します。技術者の不得意とする【マーケテフィング】や商品評価の基準となる【おいしさの設計】生産管理の必須の【食品安全規格】等を踏まえながら、商品開発のプロセスで留意すべき事項を明確にしていきます。
アイデアから商品として市場に展開するために、技術シーズから商品を企画・開発・製造し、マーケティングにより市場で展開してヒット商品・ロングセラー商品として市場に受け入れられるまでにプロセスを明確にし、他社と差別化した商品を開発する。市場でのライフサイクルを延伸させてロングセラー商品にして、良好な循環をPDCAサイクルのなかで具体的な商品として育成する手法を説明する。
- 大塚グループの食品商品群の開発ストーリー
- アイデアから市場展開までの商品開発の全プロセス
- アイデアを創出し、市場のニーズを捉え、技術シーズを生かして商品を開発するプロセスを紹介する
- 演者が携わった商品の企画・開発の経緯からマーケティング、更にはロングセラー商品へ育てるための施策について、実際に体験してきた成功例・失敗例を挙げながら解説する
- 顧客満足と成功にいたるマーケティングの手法
- 開発商品が市場で顧客を満足させヒット商品でロングセラー商品になるためのマーケティングの手法について説明する
- 技術者が最も苦手とする領域であるが、商品開発には必須のスキルである
- 販売体制と営業の動機付け
- 市場展開することができても、営業体制が機能しなければ、販売拡大は不可能である
- 商品を開発して最も商品のコンセプトを理解している開発担当者が営業をコントロールすべきである
- 開発商品のおいしさを数値化する。
- 商品力のうち最も重要なおいしさの設計と測定方法の紹介
- 実際の商品群のおいしさを測った数値を提示する
- ISO 9001・22000、HACCP、ハラール食品による海外展開について
- 商品が問題無く生産されるように、また、商品の安全安心を確保する方法を紹介する
- 企業の商品展開とJICAとの協力による商品展開とBOPビジネスの実情について紹介する