高分子材料に印刷する、あるいは他の材料と接着する場合、接着力が弱い、あるいはムラがあって、品質保証ができない場合がある。このような場合、適当な表面処理を行うことによって、その目的を達成することができる。
ここでは表面処理の基本的な考え方とコロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、大気圧プラズマ処理などの方法とそれによる接着力改善効果について具体例を示しながら解説する。
- 表面と接着とは?
- 接着の機構
- 分子間力
- 化学結合力
- 接着の条件とは?
- 接着力への影響因子
- ぬれと接着とは?
- 官能基と接着力とは?
- 表面粗さと接着力とは?
- 表面処理法の基本的な考え方
- コロナ処理とは?
- 低温プラズマ処理とは?
- 大気圧プラズマ処理とは?
- 火炎処理とは?
- イトロ処理とは?
- シランカップリング剤処理とは?
- グラフト化とは?
- 新手法によるポリオレフィンの接着
- 表面処理状態の確認
- ESCA (XPS) の原理
- ESCAによる表面分析とは?
- 化学修飾法による発生官能基の定量
- TOF-SIMSによる表面分析とは?
- AFMによる表面粗さ測定
- 実例から表面処理、接着力改善を学ぶ!
- ポリエチレンからのラミネートフィルム
- ポリプロピレンへの塗料の接着性改善
- ポリエチレンテレフタレート
- 芳香族ポリイミドと銅箔の接着
- ポリアミド、他