多様な高品質材料・機能素子・部品の開発・品質管理には、様々な顕微鏡・マイクロアナライザー・表面分析装置・界面分析装置が用いられており、現在150種あるいはそれ以上の手法が知られています。どれが目的にかなっているかの判断は簡単ではなく、羅列的に覚えてもあまり役には立ちません。多くの手法に用いられている荷電粒子や電磁波の性質・振舞いを十分に理解し、信号検出の仕組みやデータの成り立ちから理解する力が有用です。
他方、ナノ~ミクロンの情報には様々な要因が混在し、真実・非真実を見抜く力、美しいデータに潜む落とし穴を見抜く力は大変重要です。
- 表面・微小部・界面分析で何を知りたいか何が分かるのか?
- 表面・微小部・界面の分析法
- 電子の性質と試料との相互作用・振舞い
- イオンの性質と試料との相互作用・振舞い
- X線の性質と試料との相互作用・振舞い
- 特に汎用性のある分析法の特徴
- SEM-EDX、EPMA、AES、SIMS、XPSの特徴
- 様々な分析法の特徴と比較
- 分析法比較の注意
- 試料前処理の注意
- 分析対象の維持と試料保管中・試料作成中の汚染対策
- 真空と表面
- スペクトルの意味するもの
- 電子スペクトルの特徴と注意
- イオンスペクトルの特徴と注意
- X線スペクトルの特徴と注意
- 空間分解能
- 空間分解能とは? その重要性
- 空間分解能は何によって決まり、どのように分析データに反映するか
- 走査像の分解能、擬似分解能
- 空間分解能の落とし穴
- 先端分析技術 特にナノ分析について
- 電子・イオン・X線によるナノ分析の可能性
- X線による最先端解析の紹介