座り心地の良さを追求する自動車用シートの快適性向上

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プログラム

第1部 「自動車用シートの人間工学とその機能条件 – 座りの研究からのアプローチ – 」

(2016年2月10日 10:30〜12:00)

 シートに腰かける姿勢は、無理のある人体に相応しい姿勢ではない。如何に機能的なシートであっても、着座時間の限界は、2時間30分程度である。そこで、シート設計の基礎として人間工学の視点からこれまでの着座調査・実験結果をもとにシートの在り方を概説する。

  1. 人間工学の意味
  2. 生活姿勢と身体負担
  3. 座姿勢と身体構造
  4. 椅子のプロトタイプ 寸法・角度
  5. クッションの三層構造
  6. クッション材と姿勢保持
  7. シートの評価法
  8. シートに具備すべき条件
  9. いす・シートへの苦言
  10. 座育のすゝめ
  11. その他

第2部 「自動車シート用布地/皮革の触感 (風合い) 評価 」

(2016年2月10日 13:00~14:30)

 触感 (風合い) のよい自動車シートの製品設計のために、シートの材料である布地や皮革の材料特性と人間の触感との関係を捉え、触感 (風合い) の評価方法を学ぶ。

  1. テキスタイルの触感 (風合い) の定義
  2. 触感の主観評価の方法
  3. 布の特性とその特性
  4. 布の触感の定量評価と評価式
  5. 応用例
    1. 自動車シート用布地の客観評価
    2. 自動車シート用皮革の客観評価
  6. 様々な測定装置及び測定部品
  7. まとめ

第3部 「人間特性に基づく疲労低減シートの開発」

(2016年2月10日 14:40〜16:10)

 自動車シートは、乗員が最も長く広く接する部品であり、シートの快適性は、クルマの良し悪しを左右する非常に大切な性能の一つです。このシート快適性を向上するためには、人間特性を科学し、より深く理解して開発を行うことが非常に重要です。  今回は、人間工学,生体力学,生理学的手法を用いた長時間走行時に疲れにくいシートの開発について解説します。

  1. 人間特性に基づく快適キャビン開発の考え方
  2. 疲れにくいシートの考え方
  3. 疲労低減運転姿勢の開発
  4. 長時間運転時の肉体疲労の定性および定量的評価
  5. 体幹部支持を考慮した疲労低減シート“ゼログラビティシート“の開発

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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