エレクトロスピニング法はポリマーナノファイバーを作製する最も代表的な手法であり、近年大きな注目を集めています。エレクトロスピニング法により得られるポリマーナノファイバーは、他の材料には無い大変ユニークな特長を有しており、今後ますます幅広い分野での展開が期待されます。
本講演では、エレクトロスピニング法の基礎からポリマーナノファイバーを用いた応用まで、最新の研究例・実用例を交えながら分かりやすく解説します。
- はじめに
- ナノファイバーは一般の繊維と何が違うのか?
- なぜ、今ナノファイバーが注目されているのか?
- ポリマーナノファイバーの基礎
- エレクトロスピニング法によるポリマーナノファイバーの作製
- 各種紡糸技術との比較
- エレクトロスピニング法の基礎
- エレクトロスピニング法によるナノファイバー作製
- エレクトロスピニング条件の検討 – ナノファイバー作製におけるコツ -
- ナノファイバー構造・集合体形状の制御
- ポリマーナノファイバーの物性評価
- 形態評価
- 表面性状評価
- ナノファイバー内部構造評価
- 熱物性、力学特性、物質輸送特性 ほか
- エレクトロスピニング法を用いたポリマーナノファイバーの応用展開
- 衣料分野への応用
- 高強度材料への応用
- 環境分野への応用
- エネルギー分野への応用
- バイオ
- 医療分野への応用
- 細胞培地
- 人工臓器
- 診断技術など
- 最近の新たな応用展開 – 最新の学術研究を例に -
- おわりに – 現状の課題と今後の展望 -