患者視点から捉えた服薬アドヒアランスの改善に効果的な医薬品包装・デザイン事例

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プログラム

本講では、現在臨床現場で使用されている医薬品包装のデザイン、形態、使用感に関する医療医従事・患者からの評価を交え、当該包装の何が現場で問題なのかを具体的に提示する。さらに、治験薬の管理状況や薬剤部とCRCの役割分担を俯瞰し、現行「白箱」包装の問題点とその解決策を考えたい。同時に、医療現場で評価される医薬品包装や現場で今後必要とされる医薬品包装のヒントについて、5ヶ月間の実務実習を現場で経験した薬学生からの問題提起や患者の声を元に提示したい。

  1. 医療現場における調剤から服薬までの流れとリスク発生場所
    1. 患者の視点から捉えた医薬品包装・デザインの問題点
    2. 薬学生が感じる調剤ミスを誘発しやすい医薬品包装・デザインの事例
  2. 高齢者を中心とした患者の身体的、精神的、社会的特徴とメディケーションエラーの実態
  3. 医療現場で問題となる医薬品包装・表示デザイン事例
    1. 現行医薬品の包装・表示ラベルの問題点
      • 外見が類似している医薬品
      • 包装形態に問題がある医薬品
      • ラベル表示に問題がある医薬品
      • 使用期限の表示に問題がある医薬品
      • PTPシートの表示に問題がある医薬品
      • ブリスター表示に問題がある医薬品
    2. ジェネリック薬品の問題点
      • 薬用量の表記方法とメディケーションエラー
      • 誤解を生みやすいラベル、商品名
    3. アドヒアランスに悪影響を及ぼす可能性のあるディバイスの例
  4. 医療現場で評価される医薬品包装・表示デザインの例
    1. キット製剤・プレフィルド製剤の医療現場での評価
    2. ピッチ印刷によりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
    3. カードブリスターによりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
    4. イラストやシンボルマークの導入によりリスク軽減が期待できる経口製剤の例
  5. 治験薬における包装形態の問題点 ~脱落症例回避のための改善策~
  6. 医薬品包装・表示デザイン改善策のヒント

講習会のねらい

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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