高品質スクリーン印刷プロセス構築の考え方と印刷パラメータの適正化手法

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本セミナーでは、スクリーン印刷のプロセス技術としての特長やその適用工法、そしてそのメカニズムやプロセスの適正化の手法をわかりやすい理論に基づいて解説いたします。

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プログラム

スクリーン印刷は、その特殊な印刷原理から、本来は最も安定性が高い印刷工法である。しかしながら、汎用性の高さ故、版とインクの適正化が不十分なまま利用されることも多く、管理困難なプロセスであるとのネガティブなイメージも蔓延している。  本講座では、「なぜこの条件か、こう考えれば納得、こうすれば安定する」というプロセス構築の考え方と印刷パラメータの適正化手法について整合性のある理論に基づいて解説する。

  1. はじめに
    • 従来手法のアンラーニングの必要性
      1. 各種印刷の種類とインクの粘度
      2. スクリーン印刷は特殊、だから安定性が高い
      3. 高粘度インクが安定して連続印刷できる原理的な理由
  2. エレクトロニクス分野に於けるスクリーン印刷技術
    1. ステンレスメッシュ開発の歴史とスクリーン印刷の技術進歩
    2. スクリーン印刷の8つの適用工法
  3. スクリーン印刷プロセス構築の考え方の基本
    1. スクリーン版の反発力での「版離れ」
    2. 「オフコンタクト印刷」と「コンタクト印刷」の大きな違い
    3. スキージが最も重要な印刷パラメータの要素
    4. スクリーンメッシュの開口率とインクの吐出性
  4. スクリーン印刷の四つのメカニズムの理解
    1. 「ローリング」のメカニズム
    2. 「充てん」のメカ二ズム
    3. 「版離れ」のメカニズム
    4. 「レベリング」のメカニズム
  5. スクリーン印刷の三つの要素の適正化手法と「標準化」
    1. 四つの印刷パラメータの適正化
    2. スクリーンメッシュ、版仕様の適正化
    3. スクリーン版の製作方法および洗浄方法
    4. インクのレオロジ「粘性と弾性」の理解
    5. スクリーン印刷の「標準化」
  6. これまでのスクリーン印刷最大の課題は、「版離れ」と「版ひずみ」
    1. 超高強度ステンレスメッシュでの課題解決
    2. スクリーンメッシュ強度とインク粘弾性
    3. インクと版の高度な適正化
  7. 高品質スクリーン印刷プロセス実践のための品質向上の手順
    1. 印刷均一性を阻害する要因とその対策手法
    2. 寸法精度向上のための対策手法
    3. 印刷解像性向上のための対策手法
    4. 印刷膜厚整合のための対策手法
    5. スクリーン印刷における具体的な不具合対策
    6. 乾燥のメカニズムとその重要性 静電気と糸引き対策
  8. 先進の高品質スクリーン印刷の応用
    1. IoT (Internet of Things) と大面積エレクトロニクス
      • 大面積エレクトロニクスとプリンテッドエレクトロニクス
      • プリンテッドエレクトロニクスを支えるスクリーン印刷技術
      • フレキシブルMEMS電流センサーの印刷技術
      • エッチングレジスト印刷
      • 太陽電池30µm電極印刷
      • プリント基板 銀/銅ペースト配線基板
      • 高品位・高精細スクリーン加飾印刷
      • スクリーン印刷による有機トランジスタの作製
      • CNTインクのスクリーン印刷

会場

東宝土地 株式会社 高橋ビルヂング
101-0051 東京都 千代田区 神田神保町3-2
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