(2016年2月9日 10:00〜12:00)
本講演では、日常の「うっかりミス」や、産業場面でのヒューマンエラーがどのようなメカニズムで起こるのかについて、心理学の視点から解説する。講演の前半では、様々なデモンストレーションを通して、注意の機能を正常に働かせることが、ヒューマンエラーの防止に不可欠であることについて解説する。 講演の後半では、「エラを誘発しやすいデザイン」という概念について解説する。
(2016年2月9日 13:15〜14:45)
製品や環境の「使いやすさ」評価は、人間が製品や環境とインタラクションするときに、インタラクトする人間が「使いやすさ」をどのように評価するか、ということに基づいてなされる必要がある。 本講演では、人間・製品/環境インタラクション過程のシミュレーションに基づいて、使いやすさを経済性や生産性という観点から評価する方法、および、インタラクトする人間が感じる満足感や幸福感という観点から評価する方法を概説する。
(2016年2月9日 15:00〜16:30)
ヒューマンエラーは人間の予期せぬ行動の結果であり、それを防ぐには外から気づかせる外的手がかりのしくみを作る必要がある。 本講演では、外的手がかりとは何か。そして、どのようにすれば外的手がかりが効果的に活用できるのかについて解説をする。外的手がかりの考え方を学ぶことで、ヒューマンエラー防止のリスクセンスを高めることがねらいである。