日本のモノづくり企業に必要とされるのは、「他社と同じことをする」ことではなく、他社とは違うことを行い、既存事業と並ぶ第二・第三の柱となる収益率の高い事業を創出することにあると、多くの方が既にお気づきです。そのためには、現在保有する“自社技術の新たな使い方”が起点となるのであり、そのための自社技術を再評価する視点の変更が重要となります。
この“視点変更”のヒントは、目線を会社 (既存事業) の外に向けることによって見えてくる社会の様々な変化にあります。この変化を評価できれば自社技術を活かすべき市場機会は必然的に見えてきます。
今回の講演では、自社が保有する技術を活かすための評価と、それによって戦略的に“新しいことをする”ために必要な知識と心得についてお話いたします。
- 新しいことをするための技術的強みの評価
- 自社技術の棚卸と評価
- ユーザー目線で評価すれば真の技術的強みが見える
- 視点を変えて自社技術の強みを再評価する
- 自社技術を分解して棚卸する
- 技術的強みを活かす市場機会の見極め
- 時間軸という市場機会を測る物差し
- 社会の変化を見極める
- 新規事業開発の戦略
- 市場開拓戦略
- 不慣れな市場・業界を知る
- 最初のターゲット市場選定が新規事業開発の成否を分ける
- 技術を活かす市場を見極める
- オープン・イノベーション
- オープン・イノベーションの要諦は自力の明確化にあり
- 他社から技術を導入する
- 技術以外に他社から得られるもの
- 知的財産戦略によって未来を見据える
- 他社技術の進化を戦略に盛り込む
- 新規事業テーマの評価
- 技術面からの評価
- ビジネス面からの評価