有機材料の抗菌・抗ウイルス加工

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プログラム

1. 用途に応じた抗ウイルス剤の加工技術

(2016年1月13日 10:00〜11:30)

  1. 抗ウイルス加工製品の開発動向
    1. 各種抗ウイルス加工製品
    2. 対象ウイルスや需要
    3. SEK、SIAAなど業界動向
  2. 抗ウイルス加工剤
    1. 各種抗ウイルス加工剤の種類
    2. 抗ウイルス効果
    3. 抗ウイルス機構
  3. 抗ウイルス加工方法
    1. 練り込み加工
    2. 塗布加工
    3. コーティング加工
  4. 抗ウイルス性能評価方法
    1. ウイルス活性測定法
    2. 抗ウイルス剤の評価方法
    3. 抗ウイルス加工繊維の評価方法
    4. 抗ウイルス加工成形品の評価方法
  5. 注意事項など
    1. 薬事法など関連法規
    2. 抗ウイルス性能表示方法

2. 有機酸銀系抗菌剤の樹脂への分散性と抗菌効果

(2016年1月13日 12:10〜13:40)

有機酸銀系抗菌剤は、既存の樹脂混練用抗菌剤とは全く異なるアプローチで樹脂に分散させることでナノレベルの粒子分散が得られ、優れた透明性と抗菌効果を発現する。本講演では有機酸銀の熱分解を利用した特異的な分散手法を解説するとともに、製品化において最も注力した抗菌効果に直結する分散性の改良と安定に関する知見を講説したい。また、熱可塑性樹脂以外への分散として、非水系溶剤への分散事例を紹介する。熱可塑性樹脂への分散とは異なり、溶剤分散ならではの問題点があり、有機酸銀の特性を生かした改良の取り組みについても説明したい。

  1. 有機酸銀系抗菌剤の分散性
    1. 有機酸銀の特異的な粒子分散方法
    2. 有機酸銀の熱分解とナノ粒子形成機構
    3. オレフィンを中心とした熱可塑性樹脂への分散事例
    4. 抗菌効果に直結する分散性の改良
    5. 抗菌作用機構
    6. 安全性
  2. 熱可塑性樹脂以外への分散
    1. 抽出機構を用いた有機酸銀の溶剤への粒子生成分散方法
    2. 粒子分散液を用いたアクリル塗料への分散事例
    3. 塗工フィルムの抗菌効果と透明性
  3. 用途展開
    1. 有機酸銀系抗菌剤を用いた樹脂製品ナノファス

3. 繊維素材への抗ウイルス機能の加工技術と応用

(2016年1月13日 13:50〜15:20)

広島大学大学院医歯薬保健学研究院二川教授によって開発された固定化抗菌剤Etak (Octadecyl dimethyl (3 – triethoxysilylpropyl) ammonium chloride) は抗菌のみならず優れた抗ウイルス機能も有する。本項ではEtakの繊維素材への固定化技術,その抗菌・抗ウイルス機能について解説する。

  1. 固定化抗菌成分
    1. 抗菌性
    2. ウイルスに対する効果
    3. 安全性
  2. 繊維素材への抗ウイルス機能加工
    1. 加工繊維の抗菌性
    2. 繊維製品の抗ウイルス評価方法の開発
    3. 加工繊維のウイルスに対する効果
    4. 性能の耐久性、持続性
  3. 応用展開

4. 抗菌・抗ウイルスフィルムの開発と性能評価

(2016年1月13日 15:30〜17:00)

光触媒技術を利用した高度な抗菌・抗ウイルス技術を紹介する。さらに、同技術で重要な評価技術と効果の明確化について、実証事例を含めて紹介する。

  1. 抗菌・抗ウイルス技術と感染対策への応用可能性
    1. 光触媒による抗菌・抗ウイルス技術
    2. 光触媒の可視光応答化
    3. 高度な抗菌・抗ウイルス性を発現する銅化合物複合酸化チタン
    4. 感染症と感染対策について
    5. 光触媒技術の感染対策への応用可能性
  2. 抗菌・抗ウイルスフィルムの開発
    1. 可視光応答型光触媒コーティング材の開発
    2. 抗菌・抗ウイルスフィルムの設計
    3. 抗菌・抗ウイルスフィルムの特徴
    4. 抗菌・抗ウイルスフィルムの適用例
  3. 抗菌・抗ウイルス性能の評価法と効果の明確化について
    1. JIS/ISO試験法について
    2. 抗菌・抗ウイルス性能の実環境評価
    3. 抗菌・抗ウイルス機能の実環境効果とメリットの考え方
    4. 抗菌・抗ウイルス製品の認証制度について
    5. 抗菌・抗ウイルス機能を訴求する際の留意点

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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