1. 熱可塑性CFRPに向けたマトリックス樹脂の含浸性改善と耐衝撃性向上
(2016年1月22日 11:00〜12:30)
熱可塑性樹脂は溶融粘度が高いため,連続炭素繊維への含浸を解析的に予測する手法と,樹脂含浸工程を同時に行う手法について解説する。
- はじめに
- PPの修飾とCFRPへの応用
- PPのフェノール修飾
- フェノール修飾PPの構造と物性
- フェノール修飾PPを用いたCFRPの剛性・強度
- PPへのナイロンのグラフト共重合
- 反応性可塑剤/エンジニアリングプラスチック系CFRP
- 樹脂 – CF間の接着性とCFRPの耐衝撃性
- コストダウン・軽量化のためのサンドウィッチ化
- 賦形:スタンピング成形
- 性能比較:熱可塑性CFRPvs金属材料vs熱硬化性CFRP
2. 連続炭素繊維/熱可塑性樹脂の成形とその特性、応用
(2016年1月22日 13:15〜14:45)
- 連続繊維熱可塑材料とは
- 熱硬化性と熱可塑性の違い
- 材料の製造法
- 連続繊維熱可塑材料の種類
- 繊維
- カーボン
- ガラス
- アラミド
- 樹脂
- PP
- PA6
- PA66
- PA12
- TPU
- PPS
- PC
- VF
- 規格
- 用途に合わせた材料選び
- 成形法
- プレス
- ダイヤフラム
- 圧縮
- 秒ハイブリッド成形
- 成形条件 (成形のポイント)
- 各種用途事例
- スポーツ
- 通信機器
- プロテクター
- 航空機
- 装具
- 自動車事例
- 熱可塑用ヒーター
- 今後の展開と課題
3. 炭素繊維の特徴、強度と樹脂との密着性評価
(2016年1月22日 15:00〜16:30)
炭素繊維の構造、表面状態、炭素単繊維の強度、炭素単繊維 – 樹脂の界面の強さおよび複合材料としての層間せん断の強さを理解することはCFRPを製品に適用する上で非常に重要な基礎的な情報である。本節では市販炭素繊維の構造、表面状態の分析結果および炭素単繊維 – 樹脂の界面強度、複合材料としての層間せん断強度評価手法および評価結果について述べる。
- 炭素繊維
- 材料
- SEM観察結果
- AFMを用いた表面分析結果
- 炭素単繊維の力学特性評価
- 引張試験結果
- 曲げ試験結果
- 炭素単繊維と樹脂の界面強度特性評価
- マイクロボンド (マイクロドロップレット) 試験
- 炭素繊維とポリイミド樹脂の界面強度試験結果
- 炭素繊維とエポキシ樹脂の界面強度試験結果
- 炭素繊維強化樹脂複合材料としての層間せん断強度特性評価
- せん断強度測定について
- 繊維束複合材料を用いた層間せん断試験
- 繊維束複合材料を用いた層間せん断強度測定結果