(2016年1月8日 10:00〜11:20)
(2016年1月8日 11:35〜12:55)
近年、電気自動車への給電方法として無線電力伝送技術が盛んに検討されている。本講演では、マイクロ波帯による電気自動車への無線電力伝送を中心に、無線電力伝送技術の動向を紹介する。
(2016年1月8日 13:35〜14:55)
近年、自動車のワイヤーハーネスの複雑性や重量が問題になっており、既に施工限界に至っています。しかしながら、自動運転技術等の実現には更なる配線増加が想定され、電力供給と通信のワイヤレス化によるハーネス削減が急がれます。本講座では”電波ホース”と呼ばれる新たな無線伝送路である樹脂導波管を用いた無線電力伝送技術やハードセーフティ通信技術を紹介することで、ワイヤレス自動車の実現に向けた取り組みと今後の展望をお伝えします。
(2016年1月8日 15:10〜16:30)
ハーネスを無線化することで車内の快適化だけではなく、保守点検が不要になることや燃費向上などにも貢献できると考えられます。しかしながら、車内の多くは金属で覆われた狭い閉空間で厳しいマルチパス環境にあるため、従来の狭帯域通信による無線LANではマルチパス干渉による伝送特性の劣化や乗客による特性の大きな変動が問題となると考えられ、情報の伝送に必要な伝送速度を実現することは難しいと考えられます。そこで、このような課題を解決するためにマイクロ波帯 (3~10GHz) 及びミリ波帯 (60GHz) の超広帯域無線 (UWB) に着目し、乗客の影響や座席位置による通信特性の違いなどについて実験的に検討しています。また、並走する車両などへの影響についても明らかにするため車外への電波の漏えい電力についても発表します。