本セミナーでは、レオロジーの基礎から解説し、潤滑剤の粘度や劣化の状況が、潤滑特性や品質に及ぼす影響、潤滑油やグリースを上手に扱うために、押さえておきたい物理的・化学的性状について、詳解いたします。
潤滑剤 (潤滑油やグリース) の重要な2大基本特性として、物理性状であるレオロジー特性と、化学的性状である酸化劣化特性が挙げられる。レオロジー特性のひとつである粘性は、近年の諸機器の省エネルギー化を達成するのに直接絡む重要な特性であり、それに関連する基礎知識としてレオロジーの基礎について解説を行うとともに、省エネルギーに関わるレオロジー特性の諸問題についても解説を行う。化学的な性状劣化は潤滑剤のロングドレイン化に関わる重要課題であり、潤滑基油自体の酸化劣化特性の解説とともにそれに関わる他の性状変化についても触れる。 本セミナーではこれら2つの事象それぞれを理解するための必要な基礎知識を得ることを中心に据えた講義を行い、いくつかの実用上の問題点等についても解説を加える。