後期高齢者・地域包括ケアに向けた マーケティング戦略と求められる医薬品

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本セミナーでは、後期高齢者・地域包括ケアに向けたマーケティング戦略について解説し、求められる医薬品について詳解いたします。

日時

中止

プログラム

第1部. 2025年に向けた医療制度改革と医療機関の経営戦略

(2016年1月15日 12:00〜13:30)

 医療費を抑えながら世界一の平均寿命を達成した日本。しかしながら、国内経済の低迷、少子高齢化、疾病構造の変化、医療資源の偏在や不足、医療技術の発展等、様々な課題を抱えており、医療提供体制の再構築が求められている。医療業界の動向について解説した上で、製薬企業への影響について考察する。

  1. 医療業界の動向 (国内)
    1. 骨太方針2015
    2. 医療の需給とその地域差
    3. 病床機能報告制度と地域医療構想
    4. H28診療報酬改定と地域包括ケアシステム
  2. 医療業界の動向 (海外)
    1. 組織・臨床・情報の統合
    2. 支払い方式の進化
    3. 医療技術評価の普及
    4. 事例紹介
  3. 病院の経営戦略
    1. 事業戦略
    2. Patient Flow Management
    3. ファイナンス戦略
    4. 事例紹介

第2部. 地域包括ケア時代における医薬品営業マーケティング

(2016年1月15日 13:45〜15:15)

 医療機関における訪問・接待規制が浸透し、医師のマルチチャネルを通じた医薬品情報収集が活発化している中、2025年をターゲットに、地域包括ケア提供体制の再構築が進んでいる。本講では、これらの環境変化に応える製薬企業の医薬品営業マーケティングのあり方について考察する。

  1. 営業マーケティング活動を規定する目標・尺度
  2. ターゲティング
    1. ターゲティングにおけるセグメントの単位
    2. ターゲティングの決定要素
  3. 提供すべき価値
    1. 医薬品情報の提供
    2. 患者・医療従事者に役立つソリューションの提供
  4. 組織構造と機能
    1. 営業マーケティング体制
    2. 在宅・介護対応体制
    3. 本社・支店・営業所の機能
    4. 支店長・営業所長の役割
  5. 組織管理とインセンティブ
    1. 組織の業績管理
    2. MRの評価報酬制度
    3. 業績配分の考え方

第3部. 臨床から求められる高齢者に適した剤形・包装・補助具など

(2016年1月15日 15:30〜17:00)

 わが国の高齢化は、世界に例のない早いスピードで進んでおり、患者の高齢化も進んでいる。 このため臨床では、高齢者の薬物治療を支援してくれる、高齢者に適した剤形や包装、容器、補助具などが求められている。 医薬品には「品質」、「有効性」、「安全性」の確保は基より、高齢者を含めた患者や介助者などからは、「識別性」や「使用性」、「保存性」、「簡便性」などの要素と、医療事故の防止に繋がる薬剤が求められている。 今回、高齢者への薬物療法における臨床での問題点と、高齢者に求められる剤形・包装・補助具などについて紹介する。

  1. 高齢者の現状
    1. 高齢者の人口変化
    2. 高齢者の特性
      • 嚥下機能
      • 薬物の吸収・分布・代謝・排泄の変化
  2. 高齢者の薬剤の問題点
    1. コンプライアンス
      • ADL (日常生活動作) の変化
    2. 高齢者の特性
      • 精神面 (注意力・記憶力・理解力・意欲などの低下等)
      • 感覚面 (白内障、老人性難聴等)
      • 病態面 (複数の疾患、慢性病等)
      • 生活面 (不規則な時間と摂食、睡眠等)
    3. 有害事象
      • 副作用 (薬剤性潰瘍等)
      • 相互作用
    4. 医療事故
      • 誤薬、誤った服薬、誤嚥、転倒転落等
  3. 高齢者に求められる薬剤
    1. 剤形
    2. 包装・容器
    3. 補助剤・補助具

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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