熱可塑性エラストマー組成物の配合設計

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本セミナーでは、特許情報を活用した熱可塑性エラストマー組成物の配合設計について、熱可塑性エラストマー組成物の特許出願に携わり、技術知識・特許情報を熟知した講師がノウハウを伝授いたします。

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プログラム

リサイクル出来ない材料は「採用しません」という昨今の厳しい「環境適応材料採用」の流れは、今後変わることはありません。その中で、加硫ゴムや一部軟質ポリ塩化ビニル (決してPVCは環境に悪くないのですが…) の代替として極めてスタンダードな存在である「熱可塑性エラストマー組成物」は、現在の軟質材料の「主役」です。  技術者やユーザー (成形事業者、最終製品メーカー等) の皆さんは、技術情報の摂取のために「論文」や「技術雑誌の記事」を日々勉強されています。でも、そこには「製品名」と「如何に優れた特性」かは書かれていても、肝心の「製品のレシピ」は「決して明かされていません」。 ユーザー様の立場では、なぜそんな特性を持つのか?実際にいじってみたときに「なぜここが足りないのか?」改良の相談も「中身」=「レシピ」を想定しないと、「雲をつかむような開発」になって「じれったい」おもいをされることがあるでしょう。  組成物設計者の立場では、他社の製品レシピを知り、それとは異なる「新しい」「オリジナル製品」をつくりたい!という気持ちが強いはずです。  特許情報は、「レシピ情報」の宝庫です。  本セミナーでは、「熱可塑性エラストマー組成物の特許出願に携わり、技術知識・特許情報を熟知した」講師がその「ツボ」を伝授いたします!

  1. 熱可塑性エラストマー組成物とは
  2. 特許情報は、知識の宝庫
  3. 特許情報から見た配合上の基礎知識
    1. オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物
      1. ゴム成分の性質による物性・成形性への影響
      2. 流動相 (樹脂) 成分の性質による物性・成形性への影響
      3. 軟化剤成分の性質による物性・成形性への影響
      4. 架橋剤による物性・成形性への影響
    2. スチレン系熱可塑性エラストマー組成物
      1. ゴム成分の性質による物性・成形性への影響
      2. 流動相 (樹脂) 成分の性質による物性・成形性への影響
      3. 軟化剤成分の性質による物性・成形性への影響
      4. 架橋剤による物性・成形性への影響
  4. 実際の業界実情 (スチレン系、オレフィン系)
    • 各社ラインナップの状況について
  5. 複合成形体とは
    • 「組成物だけでなく実際の使用形態をも公開・権利化しています」
  6. 特許情報から見た配合成分の性質
    • 「技術資料やカタログでは得られない情報がわかります」
  7. 成形トラブルとその原因・対策
    1. ひけ
    2. ショートショット
    3. バリ
    4. そり・変形
    5. シルバー
    6. 金型転写性不良
    7. ウエルド不良
    8. 焼け
    9. 寸法のばらつき
    10. ピンキング
    11. ブツ
    12. ブリードアウト
    13. ブルーム
    14. 成形品の表面剥離
    15. 複合成形体の層間融着不良
    16. 押出成形におけるドローダウン
  8. 配合分析技術
    1. ゴム成分の分離とその分析方法
    2. 軟化剤の分離とその分析方法
    3. 流動相 (樹脂) 成分の分離とその分析方法
    4. 架橋度の測定方法
  9. トラブル時の分析方法
    1. ブツ分析
    2. ブリード物の分析
    3. ブルーム物の分析
    4. モルフォロジー観察

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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