本セミナーでは、信頼性の設計・改善に関わる技術者を対象に、信頼性の概念や基礎知識を踏まえて、評価・予測・データ解析手法について実務上の注意点、判断ポイントと共に加速試験の役割と進め方を分かりやすく解説いたします。
短期間の新製品開発が要求される中で、信頼性加速試験は欠かせない手法である。信頼性は販売後に起こる故障率や寿命を扱うために、その作り込みには信頼性の知識と時間が必要となる。信頼性加速試験は単に試験時間を短くするものではなく、短期間に信頼性にかかわる技術課題を発見し、改善につなげるもので、効率的な開発のために加速試験の活用は欠かせない。 この講座では初心者から推進者を対象に加速試験の考え方と活用方法を解説し、あわせて基本的なモデルとデータ解析方法について実習を交えて紹介する。また近年制定された信頼性加速試験の国際規格 (IEC62506) についても制定にかかわった立場からその概要を紹介する。