ナノインプリントの離型性向上技術

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会場 開催

本セミナーでは、ナノインプリントについて基礎から解説し、欠陥を抑え、離型性を高めるための最適な材料設計、プロセス技術について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

1. ナノインプリントの離型メカニズム、離型性評価と欠陥を抑える離型方法

(2015年12月22日 10:30~14:15 ※昼休み45分含む)

 ナノインプリントでは、離型プロセスは歩留りを左右する重要なプロセスです。本講では、離型の力学的なメカニズムについて、コンピュータシミュレーション析を駆使し、そのメカニズムについて詳しく紹介します。これに基づき、離型に関する材料の評価方法についても触れるとともに、欠陥を抑える離型方法について紹介します。

  1. ナノインプリントとパターン欠陥
    1. パターン欠陥の概要
    2. 成型時の欠陥
    3. 離型時の欠陥
  2. 離型の物理化学
    1. 接着と剥離モデルと剥離のパラメータ
    2. 破壊力学と剥離
    3. モールド/樹脂の摩擦
  3. 計算機シミュレーションによる離型メカニズム
    1. 計算モデル
    2. 離型の基本メカニズム
    3. 垂直離型、剥離離型、ロール離型
  4. 離型メカニズムと材料・プロセス条件
    1. 剥離のパラメータの依存性
    2. モールドトポロジー依存性
    3. 離型方法と応力集中
      • ピール離型
      • ロール離型
      • 垂直離型
  5. 欠陥回避のためのモールド表面処理
    1. シランカップリング剤によるフッ素樹脂層コート
    2. 偏析剤による離型性向上
  6. 離型メカニズムに基づく離型方法
    1. 垂直離型とピール離型
    2. ステップ離型とプッシュバック離型

2. 離型性に優れたUV硬化樹脂

(2015年12月22日 14:30〜16:00)

 当社(三洋化成工業)独自に設計した離型剤 (リン酸エステルアミン塩) をUVシステムに組み合わせることで、金型からの離型性に優れ、かつ基材密着性に優れたUV硬化樹脂を開発した。  本技術は複雑形状の金型賦型UV硬化型プロセスに対して、高い離型性を発現すると共に、作成した賦型フィルムの長期信頼性 (基材との密着性) も確保できるものである。

  1. 三洋化成工業のご紹介
    1. 当社概況
    2. 当社事業拠点
    3. 当社製品群のご紹介
  2. 当社でのUV硬化樹脂の開発
    1. 開発経緯
    2. 当社UVモノマーご紹介
    3. 当社UV硬化樹脂ご紹介
  3. 離型性に優れたUV硬化樹脂
    1. 開発ターゲット
    2. 設計思想
    3. メカニズムの解析
    4. 応用展開

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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受講料

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